NHK大阪放送局 9/29スタート 2025年度後期 連続テレビ小説『ばけばけ』第1週試写会見を開催

NHK大阪放送局は9月9日、東京・渋谷の放送センターで2025年後期連続テレビ小説『ばけばけ』の第1週試写会見を開いた。試写後の会見には、出演者の髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴が出席した。
(写真左から:吉沢亮、トミー・バストウ、髙石あかり、池脇千鶴、岡部たかし)

 

連続テレビ小説113作目となる『ばけばけ』は、小説「怪談」の作家として知られるラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)の妻・小泉セツさんを主人公のモデルとして描く物語。小泉セツさんの人生を大胆に再構成し、 登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとする。原作はない。

 

会見の冒頭、制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサーは「第1週は今までとちょっと違うテイストもあったかと思いますが、すばらしい出演者の皆さん、すばらしい脚本、すばらしいスタッフとともに作り上げました。自信を持ってお届けできるドラマになったと思っております。朝の時間帯に、大変なこともあるけど、楽しいこともある。ちょっとほっこりできる、そんな朝の時間が提供できるドラマになっていたらいいなと思っていますし、皆さんに応援をしていただければと思っております」と挨拶した。

 

《ヒロイン松野トキ役 髙石あかりコメント》

 

この数か月間、スタッフ、キャスト一丸となって撮影してきました。皆さん自分たちが作り出すものにこだわりをもって、そして楽しんで撮影ができたことがすごく嬉しかったですし、完成した第1週を見て、私たちの気持ちが作品からあふれ出ていたと思っています。毎朝、この作品を見てクスっと笑って楽しんでいただける、そんな朝ドラ「ばけばけ」を作っていけたらいいなと思います。

先日も島根を訪れ、街の方々に応援していただいているなと感じながら撮影させてもらいました。私とトミーさんのモデルである小泉セツさん・八雲さんお二人が見た景色の中で私たちも撮影できたことが嬉しく、島根の人たちやその風景がすごく好きになり、その空気感の中でお芝居させていただきました。ぜひ島根の皆さんにその雰囲気が伝わればとうれしく思います。

 

《トキの夫、レフカダ・ヘブン役 トミー・バストウコメント》

 

みなさん、イギリスから来たトミーです。「ばけばけ」はコメディとシリアスのバランスがすごくいいドラマで、登場人物も美しく描かれてすばらしい脚本だと思います。日本語を学んでいる私としては日本語だけではなく、出雲ことばだらけで大変でしたけど(笑)、皆でリラックスして撮影しています。この素晴らしい朝ドラに出演することができて夢がかないました。

 

《英語教師・錦織友一役 吉沢亮コメント》

 

本当に温かい空気感の中、楽しく撮影をさせていただいています。つらい現実だったり、苦しいことが起きている中でも、温かさ、人のやさしさみたいなものをしっかりもった作品になっていて、笑えて、そして心が温まる作品だと思います。放送まで1か月を切り、もうすぐ皆さんに見ていただけることを私もすごくドキドキしながら楽しみに待っています。

 

《ヒロインの父・松野司之介役 岡部たかしコメント》

 

池脇さん、小日向さん、あかりちゃんとは初めてお会いしたので、撮影のはじめの頃は、とても緊張していたのをいま懐かしく感じています。ハンバート ハンバートの主題歌が特に第1週にぴったり合っていて悲しげ・寂しげではあるんですけども、希望がある歌で、メロディーの良さも感じられて「いい歌を作ってもらったなぁ」と感謝しています。歌詞にも注目してみてください。

 

《ヒロインの母・松野フミ役 池脇千鶴さんコメント》

 

私はフミという役名ですが、勝手に「サザエさん」のフネさんみたいに穏やかで朗らかで、時には誰かが間違ったことや野暮なことを言ったりするとちょっとたしなめるみたいな、そういう家族を支えるひとつの「床」のような存在になれたらいいなと思っていました。脚本がおもしろく、朝の15分、肩の力を抜いて見てもらえたら嬉しいなと思っていたんですけど、出来上がりを見たら、ちょっとこれ集中して見ちゃうな、次の話が気になるな、という面白さに仕上がったと思います。私も放送が待ち遠しいです。

 

 

2025年度後期(大阪制作)第113作 連続テレビ小説『ばけばけ』
【放送予定】 2025年9月29日放送開始(全25週/125回)
【作】ふじきみつ彦
【音楽】牛尾憲輔
【主題歌】ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
【出演】髙石あかり、トミー・バストウ/吉沢亮ほか

【スタッフ】
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史、小林直毅、小島東洋