NHK 人気シリーズの最新作「写楽のスマホ」15日から放送 主演は空気階段の水川かたまり

NHKは、人気シリーズ「〇〇のスマホ」の最新作「写楽のスマホ」を9月15日から放送する。「〇〇のスマホ」は、明智光秀や豊臣秀吉など、歴史上の偉人たちがスマートフォンを持っていたら…という奇想天外な設定と、番組全編がスマホ画面を中心に進行するSF時代劇。異例の演出が話題を集め、第58回ギャラクシー賞では、テレビ部門フロンティア賞を受賞している。

 

最新作の「写楽のスマホ」では、今年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」にも今後登場する江戸時代中期に活躍した謎の絵師・写楽が主人公。史料がほとんど残されておらず、大河ドラマでもいまだ登場していない写楽が、スマホを手放せないクリエーターとして、全8話のストーリーを展開する。

 

謎多き写楽を演じるのは、コント日本一を決めるコンテストで優勝経験を持つ空気階段の水川かたまり。水川は、バラエティーやラジオで活躍する一方、近年はその演技力が高く評価され、ドラマへの出演が増えている。共演には満島真之介、辻皓平(ニッポンの社長)、吉原怜那(ダウ 90000)、横田栄司らが名を連ねる。

 

水川は今回の出演について「台本を初めて読んだときは…写楽は不器用だなと思いました。絵の才能はあるのに、自己プロデュース能力というか、自分を客観視する能力がまったくない。その点で僕と似ているのかもしれませんね。スマホという現代のツールを通して描かれているので、写楽の不器用だけど、愛おしい感じが身近に感じられる作品になっていると思います。実際に撮影してみて、“ちょんまげ”がうれしすぎましたね。コントと違ってあんな本格的なちょんまげをつけることは、もしかしたら後にも先にもこれっきりかもしれないんで。ふだん自撮りしないんですが、2回も自撮りしちゃいました」とコメントしている。

 

■番組概要
「写楽のスマホ」
放送:2025年9月15~18日、9月22~25日/毎週月~木曜午後11時45分~午後11時50分
脚本:竹村武司
演出:日景千秋
時代考証:綱川歩美