
NHK 2026年度 前期連続テレビ小説『風、薫る』ヒロイン・見上愛が栃木でクランクイン
NHKは9月14日、来春放送開始の連続テレビ小説『風、薫る』の取材会を、作品の舞台地である栃木・大田原市の大雄寺で実施した。取材会には主人公・一ノ瀬りん役を演じる見上愛さんが出席し、「いよいよ始まったんだな、という思いです」と心境を語った。
2026年度前期NHK連続テレビ小説『風、薫る』は、明治時代、日本で初めて西洋式の看護学を学んだ「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」として活躍した栃木・旧黒羽町出身の大関和(ちか)さんと鈴木雅さんをモチーフにした物語。見上さんと共に2410人の中からオーディションで選ばれた上坂樹里さんがもう一人のヒロイン大家直美役を演じる。
見上さんは「皆さん、すごく生き生きと仕事をして、温かい現場を作ろうとしてくださるので、ものすごく撮影が楽しいです。きょうはお祭りの賑やかなシーンで、お天気も味方してくれました。皆が温かく、幸せな場面になるので、そういうシーンを撮れたんじゃないかなと思います」と微笑み、「色んな稽古を積み重ねていく中で少しずつりんというものが出来上がっていくと思いますし、脚本が示しているりん像を皆さんと少しずつ歩み寄りながら表現していけたらと思っています」と意気込みを語った。
制作統括の松園武大チーフ・プロデューサーは大雄寺での撮影について「この空間が持つ力みたいなものをお借りし、また50名近くの地元のエキストラの方々が参加してくださり、とても熱気に満ちた一日になりました。この地域の自然や人柄などの魅力を、我々のできる最大限のパフォーマンスで伝えていきたいと思っています」と話していた。
2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」
【放送予定】2026年春
【脚本】吉澤智子
【原案】田中ひかる『明治のナイチンゲール大関和物語』
【スタッフ】制作統括:松園武大、宮本えり子/プロデューサー:川口俊介、葛西勇也/演出:佐々木善春、橋本万葉、新田真三、松本仁志ほか
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当