
NHK紅白司会、綾瀬はるか・有吉弘行・今田美桜・鈴木奈穂子アナに決定
NHKはこのほど、大みそかに放送する『第76回NHK紅白歌合戦』の司会と番組テーマを発表した。今年の司会を務めるのは、俳優の綾瀬はるか、お笑いタレントの有吉弘行、俳優の今田美桜、そしてNHKアナウンサーの鈴木奈穂子の4人(五十音順)。
経験者と初司会者で構成
綾瀬は、2013年(第64回)、2015年(第66回)、2019年(第70回) に続き6年ぶり4回目。広島県出身の綾瀬は、これまで大河ドラマ『八重の桜』などで主演を務めてきた。綾瀬は、多くの人が時間をかけ準備し、みんなで力を合わせて作りあげていく紅白の時間が「とても大好きです」と述べ、「心を込めて司会を務めたいです」と意欲を見せている。
有吉は3年連続3回目。広島県出身の有吉は現在、総合の『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』のMCを務めている。「これまでよりは緊張しないでできると思うので、楽しみたい」とコメントした。
初司会となる今田は福岡県出身の俳優。今年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』でヒロイン・のぶ役を演じた。放送100年という記念すべき年に紅白の司会を務めることを「大変光栄に思います」とし、「綾瀬さん、有吉さんと一緒に2025年のみなさんの素敵な一年の締めくくりになるよう、精一杯努めたい」と抱負を語っている。
鈴木アナは、昨年の第75回に続き2回目の司会。現在は『あさイチ』を担当している。鈴木アナは、昨年までと思っていたため「年末の旅行のホテル予約をしてた」と明かしつつ、同じ広島出身の綾瀬や今田と共演できることを楽しみにしている。
テーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」
第76回の番組テーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」に決定した。今年の紅白は、NHK放送100年を締めくくる節目の紅白となる。テーマには「これからの100年も素敵な音楽が私たちをつないでくれますように」という願いが込められている。実施本部長の小池明久氏は、紅白歌合戦が「家族や大切な人たちと“つなぐ、つながる”存在であった」とし、国内外で「分断」が進む 今だからこそ、紅白は「時代、世代、性別、言葉、人種の壁を超え、つなぐ、つながる番組でありたい」としている。
司会陣について小池本部長は、綾瀬、有吉、今田の3人を「いま日本のお茶の間で最も愛されているお三方」と評価。過去に感動的なシーンを生み出した綾瀬、温かい雰囲気に包みこんでくれる有吉、フレッシュな笑顔で元気を届けてくれる今田、そして「ちょっと泣き虫な」鈴木アナが加わり、最高の紅白を届けるべく準備を進めているという。
第76回NHK紅白歌合戦は、12月31日(水)午後7時20分から11時45分まで放送される(中断ニュースあり)。また、NHK ONE(新NHKプラス)および、らじる★らじるで同時・見逃し配信が行われる予定だ。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当