
『演芸図鑑』新ナビゲーターに人気講談師の神田伯山が就任 初回ゲストは歌舞伎俳優・中村獅童
NHK総合で2011年4月にスタートした演芸バラエティ番組『演芸図鑑』。毎回厳選した「演芸」と豪華ゲストを招く「スペシャル対談」というシンプルな構成で、日曜日早朝という放送枠でありながら、演芸ファンを中心に好評を得ており、放送14年目を迎えている。番組ナビゲーターを務めてきたのは桂文珍、桂文枝、立川志らく、春風亭一之輔ら東西の落語家たち。これまで1シリーズ6~7本を担当し、交代で放送してきた。
26日にスタートする新シリーズでは、若手人気講談師の神田伯山がナビゲーターを務める。講談師としては初、最年少のナビゲーター。演芸界のよりすぐりの至芸を紹介するとともに、目玉コーナーの「スペシャル対談」では、各界を代表するゲストと対談し、ここでしか聞けない、とっておきの話で盛り上がる。
26日の初回は、伯山たっての希望で歌舞伎俳優の中村獅童をスペシャルゲストに迎える。収録後、囲み取材に応じた獅童はトークを振り返り「伯山さんは引き出し方が上手ですよね。普段しゃべっているテンションで話せました。30分じゃとてもじゃないけど足りない。プロレスの話もしたかった」と伯山の話術を絶賛した。
一方の伯山は「獅童さんが歌舞伎俳優としてスターになるまで、どれだけご苦労されてきたのかを僕はよく知っているので、それが紹介できたらいいなと思ってゲストに来ていただきました。初回が獅童さんで本当によかったです」と話した。また、講談師が番組ナビゲーターを務めるのは伯山が初めて、ということについては「ありがたいことです。アンテナを張って、こんな素晴らしい人がいるんだよ、という方をどんどん紹介していきたい」と意気込みを語っていた。
■番組概要
『神田伯山の演芸図鑑』
放送:毎週日曜午前5時20分〈総合〉
ナビゲーター:神田伯山
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当