NHK連続テレビ小説「ばけばけ」松野フミ役の池脇千鶴さんがコメント
「うそじゃない楽しさを皆さんにも味わってもらえたらうれしいなと」
現在、第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」が放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」。主人公・松野トキの母親・フミは、出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノに詳しく、トキにそんなお話を聞かせてきた。優しく、しっかり者で、トキの幸せを誰よりも願っている。
そんな松野フミを演じている池脇千鶴さんのオフィシャルコメントが届いた。
――フミという役をどのように演じていますか?
フミは寛容で旦那様とおじじ様のマイペースなところを全部受け止めているけれども、自分もどこか抜けているのが魅力かなと思います。
完全に時代劇なので所作が決まっていて、どちらの手を上に重ねるかなどにもお作法があり、気持ちやセリフと連動させて動くのが難しいです。フミは所作をきちんと教わって育ってきたはずなので、そのあたりはしっかりしたいと考えています。

――東京から戻ってきたお娘を迎え入れた時の心情を聞かせてください
おトキが東京へ行ったときは、おじじ様がお金を捻出して東京行きを認めたことだし、「これをきっかけに東京で銀二郎さんと幸せになってほしい」と背中を見送りながら納得していました。自分の足で添い遂げる人を見つけて、東京で幸せになるんだったらそれでいいと思っていたんです。でもとにかく心配でならなかったから、松野家へ帰ってきたときはやっぱりうれしかったですね。すごくうれしいんだけれども、おトキが病気をしてないか怪我してないかという心配が先に立ち、映っていたかどうかわかりませんが、着物のほこりを払ったり足を触ったりしています。銀二郎さんとの間に何があって戻ってきたのかは、その後にゆっくり聞いたのではないかと思います。
――トキの育ての母としての、フミの気持ちについて
おトキに対しては「絶対に私が育てる」というプライドを持っているので、それをところどころでちゃんとタエ様に見せなくちゃいけないと思いながら演じました。タエ役の北川景子さんも認めてくださっている感じのお芝居ではあるのですが、家柄は雨清水家の方が上というのもフミとしては気になるところで。

おトキが傳様の看病をしていたときは、傳様とタエ様が「本当は自分たちの子だ」と言っておトキに迷いが生じてしまったら、この子はどっちの家を選ぶんだろうという不安もあったと思います。雨清水家のお二人に気は遣うけれども物申すところは物申すのがフミですから、そこはもう自分の子どもを守る一心でやりました。
――視聴者へのメッセージと見どころをお願いします
大真面目にバカなことをやっているところを肩の力を抜いて見てクスッとしてもらえたら、それが一番うれしいです。松野家での撮影は本当に和気あいあいとしていて楽しいんです。

けど、本番が終わった後も楽しいんですよ。その仲の良さがいい具合に松野家のシーンににじみ出ていると思うんです。うそじゃない楽しさを皆さんにも味わってもらえたらうれしいなと思います。
■2025年度後期 連続テレビ小説『ばけばけ』(全25週/125回)
[総合](月~土)午前8時~8時15分ほか(土曜日は1週間の振り返り)
[BS][BSプレミアム4K](月~金)午前7時30分~7時45分
【作】ふじきみつ彦
【音楽】牛尾憲輔
【主題歌】ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
【制作統括】橋爪國臣
【プロデューサー】田島彰洋 鈴木航 田中陽児 川野秀昭
【演出】村橋直樹 泉並敬眞 松岡一史 小林直毅 小島東洋
この記事を書いた記者
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- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当
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