BS-TBS「美しい日本に出会う旅」特別編 林遣都の奈良・癒し旅 

俳優・林遣都が奈良の悠久の歴史を体感

 

BS-TBSで毎週水曜よる9時から放送中の紀行番組「美しい日本に出会う旅」。11月5日の放送回では、俳優の林遣都を旅人として登場する。林はBS-TBSで放送中の「奈良ふしぎ旅図鑑」の案内人を今年8月から務めている縁もあり、今回の奈良への旅が実現した。奈良の旅では、悠久の歴史とパワーを感じ、瞑想や音色で癒しを体感する。なお、今回のナレーションは林とNHKの朝ドラ「スカーレット」で共演した松下洸平が担当、林との掛け合いも見どころだ。

 

旅は、春には約3万本の桜が咲き誇る吉野山からスタートする。林は、吉野山のシンボルであり修験道の総本山である世界遺産・金峯山寺を訪問。東大寺大仏殿に次ぐ巨大木造建築とされる蔵王堂の迫力に圧倒されながら拝観し、本尊である蔵王権現像3体についての説明を聞く。本尊は秘仏だが、10月下旬から特別ご開帳となるため、番組内ではその姿が紹介される。

 

拝観後には、参道にある吉野葛の専門店に立ち寄り、店主こだわりの葛作りの実演を見学。食べ頃は作ってから10分以内という出来たての葛きりを堪能する。

 

その後、修験者たちが多く参詣する寺院、櫻本坊で座禅・瞑想を体験する。林は非日常的な静かな本堂の中で五感を研ぎ澄まし、特別な時間を過ごすことに。

 

続いて、少し南へ下り、美しい自然と文化が残る天川村へ。ここでは、自家製の有機野菜や自然栽培玄米が味わえるカフェを訪れ、癒しのパワーが詰まったランチをいただく。さらに、このカフェに置かれている金属製の器をスティックで叩いたりこすったりして音色を奏でる「シンギングボウル」による癒しの音色に触れ、完全にリラックスモードに入った。

 

天川村ではまた、芸能の神を祀る日本有数のパワースポットである天河大辨財天社面不動鍾乳洞を訪れ、大自然の芸術を堪能する。

 

林遣都が語る奈良の魅力と蔵王権現への思い

 

 

旅を終えた林遣都は、今回の奈良での体験について「家族ができてからより旅に行くようになりましたが、今回一人で奈良に来てみて、生きているうちに実際に行って見ないともったいないと思う場所が、日本にはまだまだあるんだなと感じました」と、旅の意義を再認識。初めて行く場所ばかりでどれも印象的だったが、特に「金峯山寺はすごかったです」と感動を表明。「生きているうちに蔵王権現さまのご開帳を一度は見てみたいなと思いました」と述べ、同寺院を「これまでもいろんな人の心のよりどころになってきた、人にパワーを届けることができる場所なんだなと感じました」と話した。

 

奈良の根本的な魅力については「人々が大切に守ってきている建造物や、受け継いできている心や文化・歴史があって、それを実際に訪れてみて肌で感じることで自分自身を見つめるきっかけになるのかなと」と指摘。そして「長い歴史の中で自分が今生きていることの意味、それがどれだけ特別なことかを感じさせてくれるのが奈良の魅力の一つだと思います。だから色んな人が守り続けているのだろうと感じました」と、歴史の深さと個の存在意義を重ねて語った。

 

そして視聴者に向けては「奈良の魅力を伝える案内人というよりも、ただひたすら旅を楽しむ男みたいになってしまいました」と明かしつつも、「お仕事というのを忘れてしまうくらい素敵な体験をたくさんさせていただいて、僕自身、心から楽しみました。それを見て、私も行ってみようかなと思っていただけるとうれしいです」とメッセージを送った。

 

番組プロデューサーは「林さんが訪れる先々で取材先の方からお話をお伺いする度に、深くうなずき、深く考えているような…心から相槌をされている姿がとても印象的でした。また今回は旅を通して、心身の浄化を少し欲張りすぎた内容になってしまったのですが、中でも奈良の大自然の中で行う座禅・瞑想体験やシンギングボウルは林さんにとってとてもいい体験だったようなので安心しました」とコメントしている。

 

番組概要
「美しい日本に出会う旅」

放送:11月5日午後9時~9時54分
出演:林遣都
ナレーション:松下洸平