NHKスペシャル 世界最高峰のピアノコンクールの舞台裏に密着 若き日本のピアニストたち

歓喜、落胆、リベンジ、奇跡…。毎回、ドラマチックな物語が繰り広げられる「ショパン国際ピアノコンクール」は、フレデリック・ショパン研究所がポーランドのワルシャワで開催する国際音楽コンクール。10月3日から20日まで行われた第19回大会では、日本人ピアニストの桑原志織が第4位に入賞したことでも話題になった。

 

5年に一度開催されるこのコンクールの参加資格は30歳まで。そのため世界中の若き天才たちがしのぎを削る登竜門となっている。 今回は世界中から過去最多600名を超える応募があり、予備審査などを経て84人が10月の本大会に進んだ。その中で日本人ピアニストは13人。いずれも日本が誇る精鋭たちだ。

 

全参加者の中でも最年少となる15歳の高校1年生、中島結里愛は、優秀な音楽家の卵が集まる東京藝大の附属音楽高校に通っている。そして、すでにヨーロッパの権威あるコンクールで優勝経験があり、天才とも評されている23歳の実力者の中川優芽花。さらに、アメリカの名門ジュリアード音楽院に認められ、奨学金を得て通う20歳の島田隼。彼の指導者は、なんと今大会の優勝者エリック・ルーだ。コンクールには師弟そろっての出場となったが島田の力を伸ばしたルーの指導法とはどのようなものだったのか。

 

ステージに上がる中島結里愛 Krzysztof Szlęzak/NIFC
 

島田隼 NIFC
 

ステージに上がる中島結里愛 Krzysztof Szlęzak/NIFC

 

NHKは、会場となるポーランド国立ワルシャワフィルハーモニーの裏側まで入り、ピアニストたちに密着することが許された。ショパンの音楽に向き合い、己と格闘していくピアニストたちにカメラが密着。厳正な審査を通過し、出場権を勝ち取ったピアニストたちはどのような思いを抱きコンクールに臨んだのか。知られざる舞台裏を伝える。

 

■番組概要
NHKスペシャル「密着!ショパンコンクール~若き日本人ピアニストの挑戦~」
放送:11月9日(日)午後9時~9時49分〈総合〉