武満徹の魅力に迫る!緻密な“不規則さ”に迫る Eテレ「クラシックTV」11/20放送

クラシック音楽のビギナーに贈るNHK Eテレの音楽教養エンターテインメント番組「クラシックTV」。MCのピアニスト・清塚信也と歌手・モデルの鈴木愛理が毎回、幅広い音楽の魅力を「クラシック音楽の視点」で深掘りする。

 

11月20日の放送回では、日本を代表する作曲家・武満徹を特集。武満はクラシックだけでなく、劇伴、ポップス、さらには雅楽まで手がける驚きの幅広さを持つ。世界が認めた彼の独特なサウンドの魅力を、武満を尊敬してやまない清塚が解説する。

 

 

清塚は武満の音楽の特徴を「超緻密に計算された“不規則さ”」だと言う。番組では、清塚が“これぞ究極!”と驚嘆した映画『利休』につけられた音楽の魅力を紹介する。

 

ゲストとして俳優・歌手の田村芽実が出演。田村は武満が作詞・作曲を手がけた名曲「小さな空」を、清塚のピアノ演奏とともにスタジオライブで披露する。

 


 

収録後、田村は武満の音楽とその人生に触れた感想を「武満徹さんの音楽とその人生に触れて、好き!っていう気持ちって何にも負けないんだなというのを強く感じ、自分も身が引き締まる思いになりました」と明かし、「小さな空」の歌唱については「武満さんの人生の話を聞いたあとに歌った『小さな空』では、武満さんの歌詞・音楽を純粋にお届けしたいといつも以上に思いながら歌いました」と語った。

 

番組ではそのほか、清塚によるピアノ演奏で武満徹作曲の「閉じた眼」や、小澤征爾指揮、横山勝也(尺八)、鶴田錦史(琵琶)、新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏による「ノヴェンバー・ステップス」などが紹介される。

 

番組概要
「クラシック TV」〈超オススメ!武満徹の世界にハマる!〉
放送:11月20日(木)午後9:00~9:29
MC:清塚信也、鈴木愛理
ゲスト:田村芽実