WOWOWとソニー、立体音響でライブ配信 ももクロ公演で新プロジェクト始動
WOWOWは、ソニーと共同で最先端の音響技術を用いたライブのリアルタイム配信プロジェクトを開始した。第一弾として、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が12月20、21日にさいたまスーパーアリーナで行った冬の恒例ライブ「Momoiro Christmas 2025 ODYSSEY」の配信を実施した。
今回のプロジェクトでは、ソニーが開発した「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」技術を採用。これは、360度の立体的な音場により、没入感のある音楽体験を可能にするもの。配信に際しては、WOWOWが導入したイマーシブオーディオ対応の新型音声中継車を活用。同社のエンジニアが現場でライブ音声をリアルタイムに立体音響化し、専用アプリ「360 Reality Audio Live」を通じて、まるで会場にいるかのような臨場感とアーティストとの一体感を提供した。
21日の公演のリアルタイム配信はすでに終了したが、2026年1月17日午後6時から、同アプリでのアーカイブ配信が予定されている。さらに、2月にはWOWOWでのテレビ放送に加え、WOWOWオンデマンドにて高音質規格「ドルビーアトモス」によるアーカイブ配信も行われる予定。
WOWOWは今回の取り組みについて「今後も外部の優れた企業やエンジニアとの協業を積極的に進め、最新技術を駆使した新しいエンターテインメント体験の提供を目指してまいります」とコメントしている。
■番組概要
タイトル:「Momoiro Christmas 2025 ODYSSEY」
番組内容:ももいろクローバーZの定番の冬ライブ「ももいろクリスマス」。通称”ももクリ”と呼ばれるこのライブを「360 Reality Audio Live アプリ」でリアルタイム配信。
配信日時:
① 2026年1月17日(土)午後6:00~「360 Reality Audio Live」にてアーカイブ配信
② 2026年2月 WOWOWにて放送予定
③ 2026年2月 WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信予定
音声方式:
①360 Reality Audio、②ステレオ、③ドルビーアトモス
チケット購入サイト:https://eplus.jp/momochri2025/
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当



