BS‐TBS 正月特番「吉田類の酒場放浪記」は沖縄が舞台 泡盛の聖地と再建中の首里城へ

泡盛文化と再建の首里城、尾野真千子の店も訪問

 

BS-TBSは、酒場詩人・吉田類が各地の酒場を巡る人気番組「吉田類の酒場放浪記」の2時間スペシャルを、2026年1月1日に放送する。今回の舞台は南国・沖縄。これまで年末年始に特番を重ねてきた同番組だが、2026年の幕開けは「沖縄の酒場で泡盛を飲んで盛り上げよう」という吉田の思いとともに、賑やかな旅が展開される。

 

今回の旅の背景には、2024年に泡盛を含む「日本の伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことがある。旅は沖縄の玄関口・那覇から。伝統芸能「エイサー」の勇壮な出迎えを受けてスタートした吉田。まず、2019年の火災で焼失し再建が進んでいる首里城を訪問する。正殿を覆っていた仮設屋根が撤去され、約6年ぶりにその外観が姿を現した様子に、吉田も感慨無量の表情を見せる。

 

酒造りの歴史にも深く切り込む。琉球王国時代、酒造りは王府の厳格な管理下にあり、首里城近くの「首里三箇(赤田、崎山、鳥堀)」と呼ばれる地域に住む職人だけが製造を許されていた。吉田はその歴史を汲む1887年創業の老舗「瑞泉酒造」を訪れ、製造工程の見学や秘蔵酒との対面を果たす。さらに、話題のオリオンビールの工場へも足を運び、出来立ての味を堪能する。

 

 

今回の番組の大きな見どころは、今帰仁村にある「昭和居酒屋 北山食堂」への訪問。ここでは俳優の尾野真千子が女将として店を切り盛りしており、その働きぶりがテレビでは今回、初めて公開される。現在は俳優業を続けながら沖縄と東京の二拠点生活を送っている尾野に対し、吉田は移住を決めた背景や島での暮らしの本音について、対談でじっくり迫る。

 

番組概要
「吉田類の酒場放浪記 元日2時間スペシャル(仮)」
放送:2026年1月1日午後7時~
出演:吉田類
ゲスト:尾野真千子