NHK連続テレビ小説「ばけばけ」庄田多吉役の濱正悟さんがコメント
「女心をわかっていない庄田にツッコみを入れつつ応援していただけたらうれしいです」
2日から第18週「マツエ、スバラシ。」が始まった連続テレビ小説「ばけばけ」。庄田多吉は松江の秀才で、錦織友一の友人。「大盤石」と呼ばれる錦織に対して「半分弱」と自称する。錦織の後任として松江中学で英語教師を務めることになった庄田はトキの親友、サワにプロポーズするが、その思いは実らなかった。
そんな、庄田多吉を演じている濱正悟さんのオフィシャルコメントが届いた。
――「舞いあがれ!」以来の朝ドラ出演ですが、久しぶりの現場はいかがですか?

「舞いあがれ!」も大阪制作だったので、また大阪で撮影できるのがとても楽しみでした。知っているスタッフさんがたくさんいらっしゃって初日からいろんな人にイジられ、居心地がよかったです(笑)。キャストの皆さんもフランクな方ばかり。錦織役の吉沢亮さんに英語ゼリフの覚え方を聞いたら「常に聞き続けて反復している」と教えてくれたので、僕もとにかく反復しました。英語を練習しているとトミーさんも「あってる、あってる」という感じでニコニコしてくれて、優しかったです。
――庄田を演じての感想を教えてください
庄田と関わりの多いおサワさんは「ばけばけ」の中で一番まともと言えるぐらい芯がある方で、親友の錦織も割とツンとしている。だから、その二人にゆるく絡んでいくのはどうだろうと考えて演じてみました。素の自分自身に近い感じかもしれません。

これまでは癖が強いキャラや悪い奴を演じることが多く、庄田のような役をあまりやってこなかったので新鮮でしたね。言動に悪意がない純粋でまっすぐな男ですが「ばけばけ」の他の人物と同じように多面的に描かれていているところがいいなと思います。

印象的だったのは第83回でおサワさんとお蕎麦を食べるシーン。庄田のセリフがとても長く、しかもワンテイクで撮るのでかなり緊張しました。実は撮影順の都合でここが初めての会話芝居だったので、この撮影までは円井さんに話しかけないと決めていたんです。そのせいでさらに緊張してしまい、お蕎麦の味は覚えていません(笑)。
――庄田はどこでサワを好きになったと思われますか?

どこで決定的に好きになったとするか監督と話し合いましたが、あまり分かりやすくしなくていいとのことでした。庄田には「人の役に立つ」「人に何か教えたい」という教育者としての気持ちがあるので、最初はそんな思いでおサワさんに勉強を教えはじめたのだと思います。単純に女性の教師があまりいないから気になったところもあるでしょう。会話をするうちに、おサワさんにも「ちょっと遠い存在になっているすごい親友」がいて自分と似たような感じなんだと気づく。それで勉強を教えていると、おサワさんがふと庄田に笑顔を見せたりするんです。こういう表情やしぐさに惹かれたのかなと思いながら演じていました。

台本に「サワ、笑顔になる」とは書いていないけれど、円井わんさんが絶妙な機微の反応をくださって二人の関係性のポイントが想定外の所にできていく。それが撮影していて面白かったです。庄田のプロポーズはすごく早いと思いましたが(笑)、これはおトキさんの後押しがあってこそ。おサワさんの親友から背中を押されたらいけると思いますよね。それでも一筋縄でいかないのが「ばけばけ」です。視聴者の皆さんには、女心をわかっていない庄田にツッコみを入れつつ応援していただけたらうれしいです。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当



