FMヨコハマ 野毛の老舗ジャズ喫茶を「再現」 最新技術で挑む開局40周年特番
FMヨコハマ(84.7MHz)は、開局40周年の節目を記念し、横浜・野毛にある老舗ジャズ喫茶「ダウンビート」の空気感をラジオで再現する特別番組「ダウンビートの人々」を2月15日午後8時から放送する。
番組では、1956年創業の横浜市中区、野毛にあるジャズ喫茶「ダウンビート」に焦点をあて、開店以来引き継がれてきたスピーカー、アルテック(ALTEC)A7が奏でる至高のレコード音源とともに、サックス奏者であり批評家としても知られる大谷能生氏、横浜出身のミュージシャン・やけのはら氏をはじめ、ダウンビートに訪れる人々へインタビューした模様を届ける。番組のナレーションは、透明感ある語りで定評のある声優・島袋美由利氏を起用。70年間のダウンビートの物語を紡ぐ。

ジャズ喫茶「ダウンビート」
昨今、日本の「ジャズ喫茶」文化は、欧米で流行している「リスニングバー」のルーツとして世界的に注目を集めている。サブスクリプションサービスが普及し、アルゴリズムやSNSを通じて手軽に新しい音楽と出会える時代になってきたが、ジャズ喫茶には「見知らぬ誰かと出会うはずのなかった音に身を委ねる」という、現場でしか味わえない音楽体験がある。FMヨコハマは、この日本独自の文化が持つ普遍的な魅力を、本番組を通じて再確認し、発信する。
番組内でオンエアされる全ての楽曲は、「ダウンビート」に設置されているスピーカー、アルテック(ALTEC)A7から流れる音を、ミハル通信株式会社が開発した22本のマイクユニット搭載「ELLマイクロフォン」を用いて収録した。同マイクロフォンが民放ラジオの本放送において採用されるのは、今回が初の試みだという。

ミハル通信の「ELLマイクロフォン」
さらに、高音質バイノーラルプロセッシング技術「HPL」を搭載したミックスウェーブ社製「RA-6010-HPL」を採用することで、本来は専用スピーカーが必要な「22.2chサラウンド」を、ヘッドフォンやイヤフォンで再現し、名機A7が放つ圧倒的な音圧と空気感までも再現する。
同局技術部の藤田智氏は「本番組の企画を聞いた際、ELLマイクロフォンを活用することで『ダウンビート』の圧倒的な臨場感を、ラジオの電波を通じてありのままに伝えられるのではないかと考え、採用を決めました。ラジオ放送初となるこの試みが生み出す音の質感を通じ、FMヨコハマ40周年のステーションテーマである『つぎのFMヨコハマ』を体感していただける放送になっています」とコメントしている。
■番組概要
「ダウンビートの人々」
放送:2026年2月15日(日)20:00~21:00
ナレーション:島袋美由利(大沢事務所)
制作協力:ダウンビート、ミハル通信株式会社、ミックスウェーブ株式会社
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当
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