ソニーPCL、「アイドルマスター」如月千早武道館単独公演「OathONE」にてソニーの最新ロボット技術を活用した演出が決定
ソニーピーシーエル(ソニーPCL、東京都港区、水野 敬久執行役員社長)とバンダイナムコエンターテインメント(東京都港区、宇田川 南欧社長)は、IP (キャラクターなどの知的財産)を活用した体験型エンターテインメントに関する企画・技術協力 プロジェクトとして、「アイドルマスター」如月千早の武道館単独公演のステージ演出に取り組むと発表した。
同本プロジェクトは、今年7月に発表したバンダイナムコホールディングスおよびソニーグループの戦略的な業務提携のもとに行う取り組みの一つ。
「アイドルマスター」シリーズにおいて屈指の歌姫として高い人気を誇る〝如月千早〟は、2026年1月24日(土)・25日(日)に日本武道館にてシリーズ初のアイドル単独公演となる「OathONE(オースワン)」を開催する。
同公演では演出の一部に、ソニーが開発中のエンターテインメント向け群ロボットシステム「groovots(グルーボッツ)」を導入。約0.3m×1.3m(幅×高さ)のロボットと、同公演のために新たに開発された約2m×2mの大型モデルのロボットが、公演中、複数の演目で活用される予定。
ソニーPCLは「groovots」を用いたテクニカルディレクションを、バンダイナムコエンターテインメントは演出企画・制作を担当する。
同公演を通じて、ソニーPCLは次世代ライブエンターテインメント事業の加速を、バンダイナムコエンターテインメントはIP価値の最大化に向けたIPの可能性拡大を目指す。
「アイドルマスター」シリーズとしては初となる、アイドル単独による武道館公演
今回開催される如月千早武道館単独公演「OathONE」は、「アイドルマスター」シリーズとして初のアイドル単独による武道館での公演となる。公演発表後には大きな反響があり、追加公演の実施も決定した。さらに、アーティストによる一発撮りのパフォーマンスをお届けするYouTubeチャンネル、「THE FIRST TAKE」への出演も果たし、公開からわずか2日で400万回再生を突破するなど、現在も高い注目を集めている。
同公演では、如月千早がこれまでの歩みと、ここから始まる新たなステージをお届けする。
■如月千早武道館単独公演「OathONE」公式サイト:https://idolmaster-official.jp/live_event/oath_one/
エンターテインメント向け群ロボットシステム「groovots」
「groovots」は、ライブソリューションとロボティクスにおける知見を元に、ソニーが開発中のエンターテインメント向け群ロボットシステム。
ライブステージにおいては、LEDパネルを備えた複数のロボットの動きや映像が、音響などの会場演出と高精度に同期することで、空間を生かした新たな表現を実現する。また、既存のライブ制作フローと高い親和性を持つモーション制作環境を提供することで、クリエイターが慣れ親しんだツールを使いながら新たな表現の可能性を探求できるよう、支援する。
◆「アイドルマスター」シリーズとは
「アイドルマスター」シリーズは、プレーヤーが〝プロデューサー〟としてアイドルを育成するゲームコンテンツ。2005年にアミューズメント施設向けゲームとしてスタートし、現在では、スマートフォンアプリ、家庭用ゲーム、ライブイベント、CD、アニメ、劇場版、ラジオ、グッズなど、多岐にわたり展開している。
2025年7月26日(土)にシリーズ20周年を迎え、「アイマス20周年イヤー」として各種施策を展開中。12月13日(土)・14日(日)には合同ライブ「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD 2025」を京セラドーム大阪で開催し、約12万人(配信含む)を動員。2026年7月24日(金)~26日(日)にはフィナーレとして「THE IDOLM@STER 20th Anniversary MORE RE@LITY LIVE IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026」を京王アリーナTOKYOで開催予定。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。



