CEATEC、今年のテーマは「Transformation」


 一般社団法人 日本エレクトロニクスショー協会(JESA) CEATEC 運営事務局は5日、「CEATEC 2026 開催概要説明会」を開催した。
CEATECの概要について、CEATEC 運営事務局の鳥飼浩平氏が説明した。
出展企業の約6割が、新製品・新技術のPRを主目的としており、CEATEC が発表の場として広く認識されていることが分かるとした。来場者は全体で約10万人規模にのぼり、ブース単位でも多くのリード獲得実績が確認された。ブース規模により差はあるものの、最大で約2万件のリードを獲得した事例もあるという。さらに、CEATEC は総合展示会であるため、来場者の業種が極めて多様で、幅広い業界の来場者と直接対話できることから、製品開発や販促活動に直結する「生の声」を収集でき、今後のマーケティングや開発へのフィードバック機会としても活用されているとした。
 2025年開催実績は、来場者数は98,884名で、非常に高水準の来場者数を記録した。今回はこれを上回る動員を目指し、PR施策の強化を予定している。
CEATEC には毎年多数の報道関係者が来場しており、昨年は600名を超えるメディア関係者に取材目的で来場した。オンラインニュース(期間前後を含む)は21,000件超、新聞掲載は300件、テレビ放映は47番組で合計2時間26分におよんだ。来場者数のみならず、報道露出を通じた社会的認知・影響力の波及も大きな特徴だとした。



鳥飼浩平氏

 CEATEC 2026開催概要については、CEATEC 2026実行委員長の後藤和男氏が説明した。
 CEATEC 2026の会期は 10月13日(火)から16日(金)までの4日間、会場は例年同様 幕張メッセで開催する。
 今年の開催テーマとして「Transformation— 企業が、産業が、そして社会が変わる-」を掲げている。
 これまで CEATEC では〝Innovation for All〟を前面に打ち出してきた。しかし、一方で、「どのような展示会なのか」、「何が体験できるのか」、「出展の軸をどこに置くべきか」といった点がやや抽象的で、メッセージが拡散していた側面もあった。
 展示会は「驚き」と「感動」を体感いただく場であるが、では「何に驚き、何に感動いただくのか」、この問いに立ち返り、来場者が何を体感するのか、出展者が何を発信するのか、その共通軸として 「Transformation」を設定したという。
進化・発展・革新といったニュアンスを包含する「変革・変貌」の取り組みを、CEATECで発信していくとした。
 2026年に向けた重点チャレンジとして3点を挙げた。
 1つ目は「展示会価値の最大活用」。来場者は約10万人規模で、政府・省庁VIPや産業界トップ層をはじめ、技術者、学生まで極めて幅広い層が来場する。テレビ、YouTube、SNS 等での拡散力も高く、ブランド向上、商談創出、協創パートナー開拓に直結する場として最大活用して欲しいと考えている。
 2つ目は「AIを中心とした話題創出」。CESやダボス会議でも顕著だが、現在あらゆる産業が AI により再構築される局面にある。インターネット登場以来の変革期との見方もある。
 CEATEC においても、AI最先端技術やAIが切り拓く未来像を各社から提示してもらうことで、メディア・インフルエンサー・産業界の注目をさらに高めたいと考えている。
 3つ目は「展示会トレンドの先導」。これからの展示会に求められる価値として、ダイバーシティ&インクルージョン、サステナビリティが重要テーマとなる。CEATEC 自体が「展示会の最先端モデル」として認知される運営・企画を目指すとした。


後藤和男氏