【会場レポート】名古屋電機工業、「第29回 自治体総合フェア2025」に出展

 名古屋電機工業(本社:愛知県あま市、代表取締役社長:服部高明)は、7月16日~18日まで東京ビッグサイト西展示棟3ホールで開催した第29回 自治体総合フェア2025」に出展した。この展示会は、自治体業務に関する最新の製品・サービスが一同に集結。自治体業務の最新ソリューションを比較検討し、また実際に体験することができる。
今回は、地域に密着した防災・減災を実現する新たなソリューションをご紹介。ブースでは、生成AIを活用した“対話型”の防災ソリューションを中心に、未来型の環境DXを展示した。

 生成AIで実現する「かんたん防災オペレーション」(参考出展)は、日々の備えから災害発生時まで、会話形式で利用者をサポートする防災ソリューション。近年の災害の激甚化・頻発化により、迅速かつ的確な判断と行動がますます求められている。
しかし、必要とされる知識や操作手順の高度化により、現場の負担も増加している。そこで専門知識や特別な訓練がなくても、音声やチャットによる対話で表示板や警告灯などの装置を簡単に操作・設定できる仕組みを提案した。
災害発生後の受動的な対応(Reactive)から、センシングと生成AIを活用した予兆段階での能動的な対策(Proactive)を実現。人が常時監視し続けることなく、より早く・賢く備える体制の構築を支援する。

AIによる「未来型防災システム」で災害を予測分析。防災のノウハウを蓄積し、持続可能な危機管理を実現できるという。





 また新製品として、路面冠水設備「シート型通行止め表示装置(くろうず君)」の実機を展示。誘目性を高めた“大きな幕”で早期にドライバーに“危険”を知らすことができる。レール構造と暴れ防止ワイヤーにより、幕がレールから外れても、暴れ防止ワイヤーで接続し幕の揺れを抑えることで強風時にも視認性を確保した。

路面冠水設備以外でも、通行止め表示装置として活用(トンネル坑口、インターチェンジ入路部・ランプ入路部、海岸道路の手前付近など)できる、と話した。