【会場レポート】キャノンITソリューションズ、「第2回CareTEX 東京」に出展

キャノンITソリューションズ(本社:東京都港区 代表取締役社長 金澤明)は、8月6日~8日まで東京ビッグサイト 西4ホールで開催中の「第2回CareTEX 東京」に出展した。当社はキヤノンマーケティングジャパングループの一員として、ITソリューション事業を展開する企業。金融、製造業を中心に幅広い業種の課題解決をITで支援しており、自社開発製品も多数手がけている。
今回は、「AI技術で支える介護現場の見守り・職員ケア・業務効率化」をテーマに、現在開発中の三つのAIソリューション(参考出展)を展示した。

1)「転倒検知ソリューション」は、Webカメラ映像から人物をリアルタイムで検出し、転倒を判断する支援ツール。ディープラーニングで施設ごとのカスタマイズや共用エリアでの複数人検知も可能。専用のセンサーや複雑な設定は不要である。
転倒を早期に検知することで、重症化するリスク低減や介助者の精神的な負担が軽減され、他の業務や介助者へのケアにより集中できるようになる、と話した。



2)「ストレス検知ソリューション」は、顔映像解析によるストレス状態を推定。画像から心拍変動などの生体情報を抽出し、機械学習モデルによりストレススコアを算出する。介護職員のストレスを見える化し、メンタルヘルスケアを推進する。





3)「AIによる業務知識問い合わせ&要介護認定作業補助」では、AIを活用した2つのソリューションを紹介した。
①「業務知識問い合わせシステム」は、AIが必要な業務知識を抽出し提示する。
必要な知識・ルールがすぐに出てこない、スタッフの「ワカラナイ」への対応時間を減らしたい、簡単に操作できないと使ってもらえない、など現場の問題をスピーディーに解決できる。
②「要介護認定サポート」は、訪問調査時の音声から自動で調書を作成する。
会話の内容から認定調査票を自動作成、調査票の確認・修正のみで完成、評価だけでなく、特記事項もAIが記入しサポートする、と紹介した。