【メディア発表会レポート】シャープ、対話AIキャラクター「ポケとも」を発表

 シャープ(本社:大阪府堺市、代表取締役 社長執行役員 CEO 沖津 雅浩)は、8月20日(火)芝浦オフィス 多目的ホールにて、独自の対話AI技術を活用した新キャラクター「ポケとも」誕生を発表した。

「ポケとも」は、独自のAICE-LLM技術により、一人ひとりに寄り添った音声対話を実現する対話AIキャラクター。うれしいことがあって誰かに伝えたいときや、ふと寂しくなったとき、いつもそばに居て話し相手になる。話しかけてきてくれる。落ち込んだときにも励ましてくれる。また交わした“会話”や一緒に過ごす時間を重ねるごとに“あなた”のことを理解して、寄り添ってくれるパートナーへと育っていく。
 今回の第一弾は、ミーアキャットをモチーフにした「ポケとも」が、ロボットとスマートフォン用アプリで登場した。ミーアキャットをモチーフにした理由は、「集団(群れ)で生活する社会性の高い動物であることから、コミュニケーションや一緒に行動することが連想できるため」と話した。
 ロボットの「ポケとも」は、身振手振りで感情豊かに話すほか、お腹のランプを虹色に光らせることで、うれしい気持ち(感情)を伝えてくれる。身長(サイズ)は約12cm、体重は約200gと手のひらにのる大きさ。ポケットやカバンからぶら下げたりして一緒にお出かけすることも可能なサイズ。いつでも持ち運べるサイズ感が、他社との差別化・メリット、と述べた。

※「ポケとも」対話デモの様子


 またアプリの「ポケとも」と音声やテキストで話することも可能。アプリで会話した内容は、ロボットも知っているので、ともに過ごした時間や経験の記憶が途絶えることはないという。アプリの「ポケとも」とだけでも一緒に暮らすことも可能だ、と話した。

※「ポケとも」アプリ画像


販売目標は、2027年までに10万台(ロボット台数)。お客様からの反響を踏まえてシリーズ化も検討したい。また家電などの新製品の開発へもこの技術をいかしたい、と抱負を話した。
ロボットの「ポケとも」は、本日より順次予約受付を開始。販売方法は、ECサイトを中心に各量販店でも販売。販売開始は11月となる。すでに8月1日から公式X(@poketomo_sharp)では、マンガも配信中。主人公のナナミが、「ポケとも」とともに暮らす日常について連載を始めている。
また8月28日(木)から31日(日)に東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2025」に「ポケとも」を出展します、と発表した。

※マンガ画像


※発表会の様子① (左)通信事業本部 統括部長 景井氏 (右)通信事業本部 本部長 中江氏


発表会の様子②