【会場レポート】TOPPANデジタル、「第27回自動認識総合展」に出展

 TOPPANデジタル(本社:東京都文京区、代表取締役社長:坂井 和則)は、2025年9月10日(水)~9月12日(金)まで東京ビッグサイト 西ホールで開催中の「第27回 自動認識総合展」(主催:(一社)自動認識システム協会)へ出展した。
今回は「新しい未来を創る 確かな技術 TOPPAN自動認識コネクテッドソリューション」をテーマに、TOPPANの自動認識要素技術やソリューションに関する展示・デモンストレーションを行った。
TOPPANグループは長年にわたり、電波を用いてタグの情報を読み書きする技術であるRFID技術を使ったICタグや、その読み取りに用いるリーダ機器、AI画像認識技術、無線給電技術、アプリシステムなど、自動認識に関わる様々な技術・ソリューションを提供している。製品の製造から廃棄までの情報をデジタルで記録・管理するシステムであるDPP(デジタルプロダクトパスポート)など、TOPPANグループの幅広い取り組みを紹介した。

「AI×画像認識」技術コーナーでは、長年培ってきた印刷技術を基に、くらしや文化に貢献するAI×画像認識技術の研究に取り組んでいる内容を展示した。
1)AI×文字認識技術の活用による文化継承を目的としたアプリ「ふみのは®」を展示。「ふみのは®」は、OCR技術(自動文字認識)を活用し、くずし字資料の解読や公開をサポートするサービス。誰でも簡単に歴史的資料が読める体験を創出する。古文書解読の受託だけではなく、市民参加ワークショップや大学授業の支援、一般向けのスマホアプリの配信など、様々なサービスを展開中。



2)画像の色情報取得では、独自の色予測技術により時間・場所に左右されずに実物の色を正確に取得し、デジタル上で忠実に再現可能と紹介。屋外や自宅などあらゆる照明下での色確認や統一した色情報をもとに高度な画像管理・AI解析が可能となりデータ活用の促進に貢献する、と話した。



また技術開発中であるが、AIカメラを用いた人物同定技術についても参考出展した。



この記事を書いた記者

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中井弘和
営業部所属
主に企画、広告営業、WEBを担当。
40代から始めたゴルフが、今は一番の趣味。
千葉・栃木方面のコースがお気に入り。