
【会場レポート】データグリッド、「第27回自動認識総合展」に出展
生成AIをコア技術としたデータ基盤サービスを提供する京大発スタートアップ企業であるデータグリッド(京都府京都)は、2025年9月10日(水)~9月12日(金)まで東京ビッグサイト 西ホールで開催中の「第27回 自動認識総合展」(主催:(一社)自動認識システム協会)へ出展した。
今回の展示では、生成AIで、検査AI精度向上させる高品質NG画像生成AIソリューション「Anomaly Generator」を紹介した。
Anomaly Generatorは、外観検査でのNGデータの不足を解決する生成AIソフトウェア。
製造業のAIを活用した外観検査ではシステムを立ち上げる際、膨大なNGデータを学習させる必要があり、システムを立ち上げるために半年から2年ほどの準備期間が必要であり、これらにかける時間・コストがボトルネックになっていた。
そこで、Anomaly Generatorは、NGデータを生成AIで合成することで、手作業では難しい網羅的で大量のNGデータを高速に確保させることでシステムの立ち上げ期間を1週間から1ヶ月に短縮させることができる。また、既存製品・類似製品の不良データを新製品など別の製品への移植も可能となっているため、新ラインでの検査システムの立ち上げも容易にしている。
データグリッドの強みとして、
①ラベル情報を使った局所的精製技術に関する特許で良品と不良品の境界を自然にする技術
②自社開発の独自画像生成AIアルゴリズムが異品種間の自然な特徴移植を実現できる技術
があげられる。
高品質なNG画像を生成AIで作成することで、外観検査でのAI活用を様々な製造現場で活用していただけたらと担当者は話していた。
会社情報
社名:株式会社データグリッド
事業内容:生成AIを活用したソリューションの共同開発及びAIプロダクトの提供
本社所在地:京都市左京区北門前町489-3 第27長栄ギャラリー仁王門ビル 3階
URL:https://datagrid.co.jp/
この記事を書いた記者
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営業企画部
営業記者 兼 Web担当
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