
【CEATECレポート①】シャープ、「CEATEC 2025」に出展
シャープ(本社:大阪府堺市、代表取締役 社長執行役員 CEO 沖津 雅浩)は、2025年10月14日(火)から17日(金)まで幕張メッセ国際展示場 ホール1~6で開催中の「CEATEC 2025」に出展した。本年のブース面積は昨年度の約1.8倍に拡大。「暮らす」と「働く」の2つの軸(エリア)で構成し展示した。今回は「働く」エリアから、展示会でしか見ることのできない内容をレポートする。
▽5G NTN通信対応 LEO衛星通信ユーザーターミナル【特別展示】 ~「CEATEC AWARD 2025」における「総務大臣賞」を受賞!~
・「5G NTN通信対応 LEO衛星通信ユーザーターミナル」(参考出展)は、スマートフォンの設計で培った小型軽量化の技術と通信技術を活用して開発中の衛星通信アンテナやモデムを統合した端末。本年2月には試作機を用いて、LEO衛星と5GNTN通信で接続する実証実験に世界で初めて成功した。7月開催「第2回 SPEXA -国際 宇宙ビジネス展-」に出展したが、数カ月後に今回「総務大臣賞」を受賞するなど、早期の実用化に向けて期待されている。
ブースでは、模擬衛星から11GHz帯の電波を使って地上側のターミナルへデータを送信するデモを実施した。リアルタイムの映像を送受信しており、建機の模型を遠隔で操縦する体験ができる。
※模擬衛星の画像
※通信を遮ってみると、画面の画像が乱れていることがわかる
▽管路検査支援システム「INSSEP」「IIAP」および画像鮮明化技術
・下水管などの管路検査の効率向上を支援するシステム。ロボットが管路内を移動、撮影した動画をもとに、目視検査や結果入力、報告書作成などを支援する。今年は埼玉県加須市の道路陥没事故で「下水道検査」が注目された年でもある。当社では、このような実機やソリューションなども提供可能だ。
※簡易直視カメラ 実機
※配管の中を実機が移動する様子
▽Omject(オムジェクト)【参考出展】
・「Omject」はあらゆるモノ・場所に「知識情報」を投影し、自然に行動支援、人流制御を行うことができる小型プロジェクションヘッド。プロジェクション技術を活用し、”自然に”行動を支援、人流制御を行なう。特徴は、高輝度・高耐久・小型化であること。展示では地下鉄ホームを想定し、プロジェクションヘッドで電車本体に映し「人流制御」などを紹介した。
※小型プロジェクションヘッド 画像
※地下鉄ホームを想定したデモ
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業、WEBを担当。
40代から始めたゴルフが、今は一番の趣味。
千葉・栃木方面のコースがお気に入り。