
【会場レポート】応用地質、「ハイウェィテクノフェア2025」へ出展
応用地質(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 天野 洋文)は、2025年10月16日(木)から17日(金)まで東京ビッグサイト 東7・8ホールで開催した「ハイウェィテクノフェア2025」に出展した。今回は、高速道路を支える最先端技術である斜面遠隔監視化・クリノポールシリーズ、点検効率化・VIBRES®、地盤の可視化・モニタリングなどを紹介した。
▽「VIBRES®(ビブリス)」システム
グラウ ンドアンカー緊張力の測定技術「VIBRES®(ビブリス)」は、、グラウンドアンカーの緊張力を効率的かつ安全に測定する新技術。
グラウンドアンカーは、道路の法面などに施工され、大雨や地震等によって法面が崩壊することを防ぐインフラ構造物だが、定期的に点検を行う必要があり、課題は時間と費用がかかることだ。
「VIBRES®」はアンカー頭部の引張り材余長部に設置した小型バイブレータの振動でアンカーの引張り材を共振させ、その固有振動周波数を読み取ることで緊張力を測定する技術。よって油圧ジャッキや仮設足場などの大掛かりな機材が不要であり、またアンカーの引張り材を載荷することなく測定できるため、効率的かつ安全・安価にグラウンドアンカーの健全度を点検することができる。
従来のリフトオフ試験と比較した技術検証でも、測定時間の短縮や同等程度の検査精度の確保のほか、緊張力が高くリフトオフ試験の適用ができないアンカーに対しても測定できることを確認している、と話した。
▽土砂災害対策ソリューション
「令和6年能登半島地震」において、急傾斜面や盛土の崩壊などにより道路網が寸断されたことで、孤立集落の発生、物流の停滞、災害復旧・復興の遅延などの課題が浮き彫りになった。また「南海トラフ地震」や「首都高直下地震」が発生した場合には、より広範囲な道路網の寸断も予想されている。
今回の展示では、「道路リスク評価」や「崩壊切迫度判定サービス」など、土砂災害対策ソリューションも紹介した。
※「道路リスク評価」
※「崩壊切迫度判定サービス」
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業、WEBを担当。
40代から始めたゴルフが、今は一番の趣味。
千葉・栃木方面のコースがお気に入り。