「国家の主権は、その国の中でAIを開発・活用できる能力にかかっている」
日本AMDは12月3日、ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区赤坂)において「ADVANCING AI 2025 JAPAN 加速するAI~技術・ビジネスそして人々の『信頼』を共に」を開催した。
セッションでは米AMDのグローバルAIマーケットCVPのハネケ クレケルス氏が、「日本における『信頼』できるAIエコシステムの構築に向けて」と題して講演した。
AMDはサーバー用CPUの他、AIプロセッサー、GPUアクセラレーター、ネットワークデバイスなど業界最高のAIインフラに関するポートフォリオを有している。
また、エネルギー効率に関しては新しい目標として、現状275ラック以上を必要とする典型的なAIモデルを2030年までに1ラックで学習できるようにすることで、95%の電力削減を実現するという。
最後にAI時代における主権を強化するために、「国家の主権は、その国の中でAIを開発・活用できる能力にかかっている。国内のAI開発が一つのコンピューティング環境やベンダー(企業)に依存していたら、その仕組みに不具合が起きた場合、国家の安全性や強靭性に重大なリスクが生じる」と述べた。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。



