【レポート】MIRAI-LABO、EVリバースバッテリーによるスマート街路灯などを展示
MIRAI-LABO(ミライラボ)は、第30回「震災対策技術展―自然災害対策技術展―」において、EVリバースバッテリーによるスマート街路灯「THE REBORN LIGHT smart」などを展示した。
THE REBORN LIGHT smartは、一度役目を終えたEVのバッテリーをリパーパス(再製品化)し、新たな価値を与える自律型スマート街路灯。車としての使命を終えたバッテリーは、まだ十分な性能を秘めている。そのエネルギーを再び社会の中で活かすことで、資源を無駄にしない循環型社会を実現するもの。
特許技術により太陽光エネルギーのみで自律稼働する。一般的なソーラー街路灯では、電力が尽きて停止した場合、手動での復旧作業が必要になるケースがあるが、同製品は太陽の光さえあれば自動的にシステムが復旧する。人手を介さずに安定稼働を再開できるため、管理負担を大幅に軽減し、長期間にわたって信頼性の高い運用を実現する。
また、商用電源を一切必要とせず、再生可能エネルギー100%で稼働するため、電源引き込み工事や配線工事など、大規模な工事が不要。電力インフラの有無に左右されず設置できるため、設置場所の自由度が高く、短期間での導入が可能になる。カメラや通信、センサーなど様々な機器を接続してスマートポールとして活用することもできる。災害時や停電時には非常用電源として活用できるオプションも用意している。



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LEDライト「X-teraso(エックステラソー)」は、発電機不要の充電式特殊LED投光器。
X-terasoは特殊設計により、影ができづらい光を照射することが可能で、暗所作業での事故を防止できる。また、バルーン型投光器約3台分の明るさを確保することが可能なため、必要資機材の量を削減出来るのでコストカットに貢献する。また、4本のライトアームを自在に動かすことが可能で、場面に応じて光の方向をコントロールすることができる。
また、従来のバルーン型・テラスター型投光器のように発電機を搭載していないため、排ガス・騒音が一切発生しない。X-terasoはバッテリー式なので屋内(密閉空間)での使用が可能。本体重量は人の手で持ち運べる5.5kgと超軽量。運搬車両などを必要としないため、気軽にどこにでも持ち運びできる。バッテリー一本で最大72時間の連続投光が可能。災害などによる停電時でも2~3日は灯りを確保できるという。さらに、専用背負子に装着して背負いながら投光することが可能なため、投光器を背中に背負うことで両手をフリーにすることができる。

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「(THE REBORN LIGHT smart)は、中のバッテリーがEVの使用済みバッテリーを使用し、再生品として使用しています。るということで。 EVのバッテリーを回収し、工場で分解して劣化などをセンサーで分析しています。そしてグレードごとに分けたものをユニット化させて蓄電池として活用します。EVの バッテリーの性能は非常に優れています。ただし、EV用で電源としては使用できないが、他の製品としては使えるグレードのものは多いです。
蓄電容量は3kWと非常に大きく、LED照明だけでは使いきれないので、防犯カメラに使っていただいたりとか、災害時に重要な電源に使っていただけます。あとは遠隔データでどれだけ発電しているかとか、どれだけ消費しているかを管理できるようにしています。
カーボンニュートラルに貢献しますし、また災害用途でも使えるという二面性で、レジリエンスアワードというジャパンレジリエンス環境に資する製品として国から賞をいただいている製品になります。
X-terasoは、バッテリー駆動のLED投光器です。アームがいろんな方向に向けられるに加え、反射板が特許を取ってます。少ない光を遠くに飛ばせるので、例えば災害時の避難所(体育館など)を 1台で照射できます。通常の投光器とかですと、 2、 3台角に置いたり、真ん中に並べて置いて全体照らすっていうようなイメージですが、X-terasoは天井に向けることによって乱反射を起こして、体育館全体をやって明るく照らせるというような使い方ができたりします。
バルーン型に比べると、明るさ(lx)が 10分の 1しかなく、消費電力を少なくできるので、連続投光時間を延ばすことができます。一番強いモードでも 6時間使っていただけるし、ローモードでも 72時間、3日間使用できます」(MIRAI-LABO)。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。



