東京ゲームショウ2025:フォーラムエイト、生成AI活用ツール「F8AI―MANGA」を紹介

 フォーラムエイトは、「東京ゲームショウ2025」にブースを出展。デジタルツインやメタバースを実現する国産VRCGソフトをテーマに、デジタルツイン環境構築可能な3DVRソフトとハードウェア連携の体験型VRシステム、AIデザインツール「F8AI―MANGA」、メタバース構築のF8VPSとWeb3システム、NFTサービスのF8NFTS、国産ゲームエンジン「スイート千鳥エンジン」を展示・紹介した。
 「F8AI―MANGA」は、AI技術を活用したデザインツール。ディープラーニングと拡散技術の組み合わせにより画像・テキストから漫画を生成することができる。多様なスタイルや表現に対応した線画、ハッチング、スクリーントーン、白黒/カラー化などを自動生成し、高品質な漫画風画像が生成できるAI搭載システムで、線画、シェーディング、キャラクターデザイン、構成など、マンガの基本的な特徴を学習し、高度な画像生成アルゴリズムで魅力的な画像を作成する。
 主な特長として、「Text2Manga」機能は、テキストプロンプトに加えて、サンプリングタイプ、出力画像のサイズ、シード値などのさまざまなオプションパラメータを使用。システムは、モデルの入力プロンプトに基づいて画像ファイルを出力し、スタイル調整により、ユーザーはさまざまな視覚的結果を得ることができる。
 また画像から漫画に変換できる「Image2Manga」は、既存の画像を入力として使用し、テキストプロンプト内で提供される要素も含む元の画像に基づいて新しい画像を出力する。ユーザーはプロンプトを使用して入力画像を変更することができる。ブースでは、実際に撮影した画像を読み込んでAI画像として生成する様子を体験することができた。
 体験型VRシステムとして、大阪・関西万博「未来社会ショーケース」で5~6月までの1ヶ月限定で展示した「VRによる未来の月と宇宙のバーチャル体験」を展示した。月面下で宇宙建設を体験できる「宇宙建設シミュレーション体験」と月面探査機の操縦を体験できる「月面走行シミュレーション体験」、国際宇宙ステーション「きぼう」での無重力遊泳を体験できる「360度宇宙遊泳体験」の3種類を用意し、ブースへの来場者を出迎えた。万博での展示期間中は14万8159人が来場、5万7439人が体験したという。

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kobayashi
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