パナソニックコネクト、明治大学との共同研究成果がネイチャー系ジャーナルに採択～社員の「価値観」と「スキル」の多様性が組織パフォーマンスを向上させることを科学的に実証～

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2025年6月24日

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パナソニックコネクト（本社：東京都中央区、代表取締役執行役員プレジデント・CEO：樋口泰行、以下、パナソニックコネクト）と明治大学は、「DEI推進が社員にもたらす影響」に関する共同研究を実施し、その成果がネイチャー系ジャーナル「Humanities and Social Sciences Communications」（Springer Nature出版）に採択されたことを発表した。本研究は、3,000名の社員データを分析し、多様性を「属性」「価値観」「スキル」の3つの側面から評価。その結果、属性の多様性に加えて、価値観とスキルの多様性を掛け合わせることが「組織への帰属意識」と「仕事の意義」にポジティブな影響を与えることを科学的に実証しました。

■背景
近年、ダイバーシティ経営に力を入れる企業が増加している一方で、DEI（Diversity, Equity & Inclusion）活動のビジネス貢献や組織への好影響については、懐疑的な見方も少なくありません。多様性は組織パフォーマンスを高める可能性がある反面、阻害することもある「諸刃の剣」です。創造的な解決策が生まれやすくなるとされる一方で、言語や文化の違いにより、共通理解の構築や合意形成に時間を要する傾向も見られます。こうした多様性の効果を最大限に引き出すためには、適切な環境整備が不可欠ですが、その具体的な方法論については、いまだに十分に議論されているとは言えません。
これまでの多様性に関する議論では、年齢・性別・国籍といった「目に見える属性の多様性」に焦点があたることが多く、他の側面との関連性が軽視される傾向にありました。この傾向が、多様性がもたらす複雑な影響を理解する上での障壁であると考え、本研究では「属性」だけでなく「価値観」「スキル」という3つの側面から多様性を捉え、それらの交互作用が組織にもたらす影響を評価しました。

■研究方法
本研究では、パナソニックコネクトの社員3,000名を対象としたアンケート調査を実施。多様性を「属性多様性」「価値観多様性」「スキル多様性」の3つの側面に分類し、「仕事の意義」と「組織への帰属意識」にどのような影響を与えるかを分析しました。

この記事を書いた記者

中井弘和: 営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
お付き合いで始めたゴルフが、今では一番の趣味。
最近ではギアにもこだわりをもっています。

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