技研製作所、沖縄県で圧入機のレンタル事業開始 ハット形対応機を配備、国内全エリアを網羅

 技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長 CEO:大平厚)は、7月より沖縄県の指定工場にハット形鋼矢板(900㎜幅)対応機の「サイレントパイラー™ F301」を配備し、レンタル事業を県内で初めて開始しましたと発表した。同県での新規展開により、国内全エリアを網羅する体制が整ったという。

 これまで県内では河川工事をはじめとした建設事業において、ハット形鋼矢板の採用例が少ない状況だったが、今年度から同鋼矢板の硬質地盤への圧入工事が「国土交通省土木工事積算基準」に掲載されたことを受け、発注者の自治体による採用が増える見込みだという。また、これまでハット形鋼矢板を施工する際には対応機種を本土から海上輸送する必要があったが、対応する圧入機のレンタル運用が可能になったことで、運搬費用や輸送時間が軽減され、発注者、それに受注する業者の双方にとって大きなメリットとなります、と話した。