
池上通信機、MKC-X300シリーズ 累計出荷台数1000台を突破
池上通信機の小型3CMOSフルHDカメラ「MKC-X300」シリーズは、医療の映像分野で使用されるカメラに必須とされる高感度を大きな特長として、2023年7月に販売を開始しました。以来2年で累計出荷台数1,000台を突破したことが発表されました。
「MKC-X300」は、ロングセラーとして高い評価を受けてきた前モデル「MKC-230HD」と、眼科診療で使用されるスリットランプ専用モデル「THD-23FHD」の後継機です。3CMOSカメラとして導入しやすい価格帯を維持しながら、さらなる高性能・高画質・高機能を実現しています。
Ikegamiのメディカルカメラ史上最高感度の性能をいかして、主に手術顕微鏡やスリットランプ用に採用されており、特に眼科分野では、白内障手術はもちろん、感度が重要視される網膜硝子体手術でも鮮明な映像を撮影できると多くの眼科医から高く評価されています。S/N比は63dBを誇り、暗部でもノイズによるザラつきを抑えた、クリアな映像を撮影できます。さらに、医療分野で重要となる色再現性についても、放送用カメラで培った技術である16軸カラー補正により特徴的な色再現に対応しています。
また、アドバンスト・シャープネスやピクチャーエフェクトなど、オプションとして容易に組み込みが可能な画像鮮明化機能Extra Functionは、「MKC-X300」が採用される際の大きなポイントの1つとなっています。
「MKC-X300」は、その充実した性能・画質・機能により、眼科分野の診療から手術まで標準的に使用されつつあります。さらに現在では、眼科以外の手術顕微鏡分野にも普及が広がっています。今後は、術野カメラとしてのシステム拡張や遠隔医療への応用など、医療分野全般に向けた販売を強化するとともに、海外市場にも積極的に展開していくとしています。
Extra Functionを含む「MKC-X300」紹介は、下記URLより
https://www.ikegami.co.jp/product/detail/438/
この記事を書いた記者
-
営業企画部
営業記者 兼 Web担当
新しいもの好き。
千葉ロッテマリーンズの応援に熱を注ぐ。