アイコム、進化する「ハム」、リモート操作できるソフトや製品販売

無線通信機器大手のアイコム(株)(大阪市平野区、代表取締役社長 中岡洋詞、東証プライム)は、リモートでもローカルと同様の本格的なオペレーションを実現するコントローラー「RC-7760」(税込希望小売価格 198000 円)と IC-PW2 の電源のオン・オフを含むリモートコントロールを実現するソフトウエア「RS-PW2」(税込 9800 円)を発売しました。

「RC-7760」(2025 年 4 月発売)は、無線機「IC-7760」のコントローラーと同じ仕様を備えた、オプションのリモートコントローラーであり、このコントローラーを追加すれば、複数の場所から無線機本体を遠隔操作できるようになります(複数台同時操作は不可)。アマチュア無線(ハム)のリモート操作は、ヘビーユーザーはもちろん、アマチュア無線を再開する“カムバックハム”がマンションでアンテナを建てられない際に実家など遠隔に本体を置きながら家で操作する時に便利です。
また「RC-7760」は、無線機の使用が禁じられているイベント会場等でも使われています。例えば大阪・関西万博のように、会場内の特別記念局は同製品を使った運用を行っています。
「RS-PW2」(2025 年 5 月発売)は、無線機から強い電波を発信するための装置であるリニアアンプの「IC-PW2」を、Windows パソコンからインターネット経由でコントロールできるソフトウェアです。

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岡田 浩明
営業企画部
営業記者 兼 Web担当
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