SolidSurface、HANEDA INNOVATION CITYにて ロボットテストフィールドの提供サービスを開始

-スマートシティ実現に向けた実運用データの蓄積と分析を推進-

SolidSurface株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:酒造 孝、以下、当社)は、「HANEDA INNOVATION CITY(以下、HICITY)」において、ロボットサービス事業者に向けた実証運用試験のために、HICITYにて整備された設備類を利用したテストフィールドの提供サービスを開始した。

背景・目的
HICITYは、羽田空港に隣接し、研究開発・先端医療・文化産業などの拠点機能を有するスマートシティとして整備が進められており、新技術・サービスの社会実装を推進する場として注目されています
(参考:https://www.kajima.co.jp/news/press/202305/11a1-j.htm

本テストフィールドでは、搬送・清掃などの業務におけるロボット活用による効率化や新たなサービス体験の創出を促進する実証の場を提供するとともに、ロボットの実運用から得られる多様なデータの蓄積と分析を通じて、スマートビルやスマートシティの実現可能性を検証することを目的としています。

実施内容
・屋内外通路・エレベーター・自動ドアなどの連携を含むテストフィールドの提供
・テストフィールドにおけるロボットの運行管理、およびロボット制御の実行・支援
・ロボット運行から収集された各種データの取得と評価・分析

協力体制
本テストフィールドでの実証運用にあたっては、当社も参画する「羽田第1ゾーンスマートシティ推進協議会」において蓄積された「ロボットを用いたデリバリー支援システム」や「ロボット統合管制システム」に関する知見を活かしつつ、HICITYとも連携をし事業を推進してまいります。

期待される効果・成果
・業務効率化: ロボット活用による清掃・搬送業務の省人化と品質向上への貢献
・技術・システム開発: 複数ベンダー製ロボット群を一元管理する統合プラットフォームの設計・開発への貢献
・スマートシティ実現への貢献 :複数ロボットの同時運用や遠隔制御技術の検討
・ビル管理会社におけるロボット運用の収益化モデルの検討

今後の予定
今後は、異なる業務や異なるベンダーのロボットが、同一空間で複数業務を遂行する環境を想定し、それらの動作を統合的に管制・制御するシステムの運用検証を進めていきます。また、建物センサーや建物OSとの連携を通じて、建物とロボットの連携仕様の確立を目指します。
当社は本取組を通じて、施設全体を視野に入れたロボット統合制御の可能性を探り、将来的な商用展開の実現を目指します。