アンリツとKDDI総合研究所、世界初のマルチコア光ファイバーケーブルの遠隔診断に成功
アンリツ(本社:神奈川県厚木市、代表取締役社長:濱田 宏一、以下 アンリツ)とKDDI総合研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:小西 聡、以下 KDDI総合研究所)は、世界で初めて、マルチコア光ファイバーを用いた次世代の光海底ケーブルの遠隔監視システムを設計し、その試験環境において光伝送路特性の測定実証に成功しましたと発表した。
本試験では、KDDI総合研究所の知見を活用し、マルチコア光ファイバーにおいて遠隔監視を可能とする光回路を組み込んだ光海底ケーブルシステムの試験環境を構築しました。その試験環境において、アンリツ製の光パルス試験器「コヒーレントOTDR(Coherent Optical Time Domain Reflectometer)MW90010B」を用い、光海底ケーブルの運用・保守に必要な障害位置特定や損失分布の計測など、光伝送路特性の測定ができることを確認しました。
これにより、これまで困難だったマルチコア光ファイバーの品質状態やトラブルを遠隔から“見える化”し、光海底ケーブルの信頼性の向上と運用の効率化に大きく貢献します。

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