池上通信機、インクジェット錠剤印刷装置TIE-9000Pを 沢井製薬の鹿島工場へ納入

~高精細な印刷技術と高速処理能力で、生産性と品質向上に貢献~

池上通信機株式会社は、大手ジェネリック医薬品メーカーである沢井製薬株式会社(以下、沢井製薬)の鹿島工場へ、インクジェット錠剤印刷装置「TIE-9000P」を納入しました。今回のインクジェット錠剤印刷装置「TIE-9000P」の納入は、鹿島工場では初めてとなります。

池上通信機の装置は、関東工場・三田工場・九州工場に錠剤検査装置「TIE-10000」を合計6式、また九州工場および第二九州工場にインクジェット錠剤印刷装置「TIE-9000P」を合計4式採用されており、長年にわたり信頼関係を築いている。

沢井製薬は1929年に創業。1965年には医療用医薬品メーカーとして事業を展開。以来、長きにわたりジェネリック医薬品業界を牽引しています。企業理念である「なによりも患者さんのために」のもと、高い品質管理体制と安定供給力を誇り、全国6拠点に工場を展開するなど、業界屈指の生産能力を誇ります。

今回、生産体制強化を背景に、錠剤印刷機を増設することになり、高い処理能力と高精細な印刷技術が評価され「TIE-9000P」が採用されました。本装置は、業界最高峰の高速処理能力(最大50万錠/時)*を誇り、インクを自社開発、自社生産することで、インクの色味やデザインを現行製品に合わせることが可能です。これにより、現行製品との一貫性を保ちながら、生産性の向上を図ることができます。導入後は、生産ラインの負荷が軽減され、これにより生産体制の強化と安定した運用の両立が期待されています。
*φ5mmの錠剤の場合。

印刷検査部では、印刷文字の位置ズレや印刷品質の良・不良判定が行えます。また、池上通信機独自の側面検査機能(オプション)を搭載したことで、側面だけでなく錠剤のエッジ部から飛び出した繊維状の不良も高精度に検出が可能となり、品質管理のさらなる強化にも寄与します。

池上通信機は、製薬業界に携わる皆様のご要望にお応えする装置開発に努めるとともに、長期間にわたり安心してご使用いただける保守・サポートを提供してまいります。これからも医薬品のさらなる生産の効率化と品質向上および安定供給に寄与することを通し、社会の安心と健康促進に貢献してまいります。