アンリツ、ネットワーク試験装置に100ZRコヒーレント光トランシーバの評価機能を追加を発表

 アンリツ(社長 濱田 宏一)は、通信ネットワークの検証・開通・保守試験に対応したポータブルテスター「ネットワークマスタ プロ MT1040A/MT1000A」に、次世代光伝送規格である100ZRコヒーレント光トランシーバ(通信規格:QSFP28)の通信性能試験に対応する機能を追加しましたと発表した。
100ZRは、省電力とコスト削減を実現する次世代光伝送規格として、データセンター間接続やアクセスネットワークの高度化を実現します。今回の機能追加により、100ZR光伝送の品質検証を効率化し、信頼性の高いネットワーク構築を支援します。
さらに、既存の100GイーサネットやOTU4試験で実現済みの時系列可視化機能を100ZRでも利用できるため、これらの試験を組み合わせることで100ZRトランシーバのコヒーレント伝送品質を詳細に確認できます。

■製品概要
ネットワークマスタ プロ MT1040A/MT1000A
MT1040A/MT1000Aは、さまざまな通信ネットワークの開通・保守を1台で対応できるポータブルテスターです。

・MT1040A:10M~400G対応。400G FEC測定、リモート操作、自動試験に加え、2ポート400G試験も可能。
・MT1000A:10M~100G対応。リモート操作や自動試験に加え、GNSS同期による高精度測定を実現。メトロやバックホールの現場作業をサポートします。