
ウエスタンデジタル、AI・クラウド時代の顧客成功を加速させる拡張版システム統合テストラボを開設
ウエスタンデジタル(Nasdaq: WDC)は本日、 AI駆動のデータ経済を支える企業として、顧客の成功を加速し、価値実現までの時間を短縮することを目的とした最先端の2万5,600平方フィート(約2,380平方メートル)規模の「システム統合テスト(SIT)ラボ」の拡張施設の開設を発表しました。AIアプリケーションの急速な拡大によりストレージ需要がこれまでにない規模で増加する中、本ラボは、顧客が最も必要とする「ウエスタンデジタル製大容量HDDの迅速かつ予測可能な認証プロセス」を実現します。
ウエスタンデジタル製品への高い需要を背景に、この戦略的投資は同社の顧客最優先の姿勢をさらに明確に示すものです。研究開発やグローバルオペレーションに加え、小型データセンター環境を備えた本施設では、実運用に近い条件でのテストと検証が可能となり、顧客が必要とするタイミングで先進的なストレージソリューションを提供します。
顧客の重要課題を解決
ウエスタンデジタルのSITラボは、大規模かつ専用の協働拠点として、同社のエンジニアが主要顧客と密に連携し、開発、認証、生産立ち上げ、製品ライフサイクル終了まであらゆる段階を通して支援します。この顧客中心のアプローチにより、同社のストレージソリューションは、AIおよびクラウドワークロードの多様な要件において、最高水準の性能と信頼性を提供します。
ウエスタンデジタルの最高製品責任者(CPO)であるアーメド・シハブ氏は次のように述べています。「AI革命が明らかにしたのは、ストレージがAIデータ駆動経済の基盤であり、HDDがその中核を担っているという事実です。クラウドデータの約80%がHDD上に保存されており、データの収集、整備、保持、そして長期的なアクセスを可能にするうえで不可欠な存在です。大規模なストレージ経済性を実現するHDDこそが、AI時代を支える土台となります。しかし顧客が求めているのは単に信頼できるストレージではなく、共に革新を進める信頼できるパートナーです。本ラボは、現在、そして未来のAIおよびクラウドインフラを支える技術を顧客と共に開発していくという、当社の強い意志の表れです」
包括的な顧客サポートエコシステム
ロチェスターの新施設は、テストエリア、ラボ、専用顧客スペースなどを拡張し、ウエスタンデジタルのグローバル施設ネットワークとシームレスに連携しています。これにより、地域を超えた協働と、迅速なローカルサポートの提供が可能になります。同社のグローバルSITラボネットワークは、米国およびアジアの主要顧客の拠点近辺に複数展開され、2,000を超える顧客システムを支援しています。提供する包括的サポートには、以下が含まれます。
• 製品開発計画および準備
• ソフトウェア、電気、機械、環境、信頼性を含む新製品のテストおよび検証
• 製品認証および顧客対応
• 製品ライフサイクル全体にわたる継続的なエンジニアリングサポート
地域社会への投資とイノベーション
ロチェスターSITラボは、顧客との協働拠点であると同時に、ウエスタンデジタルが40年以上にわたり地域社会へ投資し、次世代エンジニアの育成に取り組んできた歩みを象徴する存在です。本施設の開設により、同社の地域における信頼できるパートナーとしての役割をさらに強化し、ストレージ技術の継続的な革新と人材育成を推進していきます。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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