アンリツ、SAR測定高速化協業

アンリツ(社長 濱田 宏一)は、Schmid & Partner Engineering AG(本社:チューリッヒ、以下 SPEAG社)とともに、マイクロウェーブ ファクトリー(取締役社長:田中稔泰、以下 MWF社)が構築した高速SAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)測定ソリューションに、自社製品が採用されたことを発表した。

本ソリューションは、5Gスタンドアローン(SA)/ノンスタンドアローン(NSA)、および4G(LTE)機器の開発において、人体への電波の影響評価を自動化し、安全性の高いモバイル機器の設計を支援します。

今回のシステムは、以下の製品をシームレスに統合したものです。

MWF社 :「MATEOSアンテナ測定ソフトウェア」
SPEAG社:「cSAR3Dベクトルアレイシステム」
アンリツ:「MT8000A/MT8821C基地局シミュレータ」

SAR測定は、スマートフォンなどのモバイル機器が、人体への電波影響に関する安全基準に適合していることを確認するために不可欠な試験。今回の協業により、この重要な測定を高速かつ安定して実施できるようになり、モバイル機器メーカーはより迅速に、安全性の高い製品を市場投入できるという。

この記事を書いた記者

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中井弘和
営業部所属
主に企画、広告営業、WEBを担当。
40代から始めたゴルフが、今は一番の趣味。
千葉・栃木方面のコースがお気に入り。