フォトロン、「Inter BEE 2025」に出展

会場内3カ所にて世界標準の最先端ワークフロー、ネットワーク活用プラットフォームとスポーツ特化のクラウドソリューション、AJA社製品を出展

放送/映像関連機器の開発・製造・販売・輸出入を手掛ける株式会社フォトロン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 瀧水 隆)は、2025年11月19日(水)~21日(金)の3日間、幕張メッセで開催される日本随一の音と映像と通信のプロフェッショナル向け国際専門展示会「Inter BEE 2025」に出展する。

▼ Inter BEE 2025 フォトロン出展内容
https://www.photron.co.jp/event-seminar/interbee2025/

出展コンセプト
Inter BEE 2025、フォトロンはHall8にブースを3カ所設けます。ブース番号8219は「グローバルスタンダード x ゼロ・カスタマイズ」をテーマに、6つのコーナーでフォトロンが取り扱う世界標準のライブ/スタジオ制作システム・編集ソリューションを展示。日々の放送を支える最先端のワークフローをご体感いただけます。

ブース番号8107は映像制作支援プラットフォーム『HARBOR』、映像ファイルのクラウド管理・ストレージ『TASKEE』を中心としたネットワーク活用プラットフォームと、スポーツに特化したクラウド活用ワークフローソリューション、ハイライトやショートフォーム動画を瞬時に生成するAI駆動型のプラットフォームもご紹介します。

さらに今年10月からディストリビューターとして取り扱いを開始した米AJA Video Systemsの製品を展示するブース番号8216では、同社のIBC2025発表製品を中心に、映像制作のワークフローに沿った展示を行います。ブースでは米国から来日した幹部によるプレゼンテーションも連日実施。海外事例等を逐次通訳を交えてご説明します。

また、Hall3で開催の連携企画「INTER BEE DX x IP PAVILION」にも参加しています。

出展内容
① Hall8 ブース番号:8219 フォトロン
「グローバルスタンダード x ゼロ・カスタマイズ」をテーマにブースを構成
6つのコーナーでフォトロンが取り扱う世界標準の最先端システムを展示。日々の放送を支える最先端のワークフローをご体感いただけます。

1.スポーツゾーン
AIが生み出す新たな映像表現、中継放送にもSNSにも!
スポーツのストーリーテリングをより強固にするEVSの製品群を展示。
AIが被写体を自動追従・即切り出しする『LSM-VIA Zoom』。放送だけでなくSNSもカバーできるため、収益チャンスの創出にもつながります。スーパースローを生成する『XtraMotion』はAIの力でよりスムーズ、かつ驚きの映像効果を持つリプレイ演出が可能に。スムーズな操作感を実現した『LSM-VIA SW Multireview』、低遅延マルチカメラ伝送で快適なオペレーション環境を実現します。
スポーツが生み出すさらなる感動を、フォトロンブースで味わってみませんか。

2.スタジオゾーン
世界標準のワークフローが体感できる、SDI/IPハイブリッドのオートメーションシステム
EVS『Cerebrum』と Vizrt『Viz Mosart』を組み合わせた世界標準のSDI/IPハイブリッドオートメーションシステムをご紹介。革新的ブロードキャストコントローラ『Cerebrum』はインストールするだけで、SDI/IPといった各種映像信号やデバイスを一括で制御・監視可能。
直感的な操作で、省人数の番組運行を実現する『Viz Mosart』は世界標準のスタジオオートメーションシステム。このたび日本語GUIが搭載されたため、ぜひ実際の画面をご覧ください。

3.グラフィックスゾーン
ドローン映像に迫力のARを! Viz Engine & Pixotope Fly連携ソリューション
『Viz Engine』と『Pixotope Fly』の連携により、ドローン映像へ高品質なオン・エア・グラフィックスをシームレスにAR合成します。
『Pixotope Fly』は、専用センサーやマーカー不要の独自のスルー・ザ・レンズ(TTL)トラッキング技術で、ドローンの複雑な動きや広大な屋外環境でも安定したカメラトラッキングを実現します。
そのトラッキングデータに基づき、『Viz Engine』がリアルタイムで洗練された拡張現実(AR)グラフィックスをレンダリングし、ライブ中継の視覚効果と演出を革新します。スポーツ、ニュース、イベント中継など、あらゆる場面で視聴者を魅了する映像表現を可能にします。

4.編集ゾーン
クラウドで動くメディア制作ソリューション
『MediaCentral』、『Avid NEXIS』、『Avid Media Composer』は、クラウド上でシームレスに連携するメディア制作ソリューションです。メディア・ワークフロー・プラットフォームである『MediaCentral』と、柔軟なスケーラビリティを持つ共有ストレージ『Avid NEXIS』、ビデオ編集ソフト『Avid Media Composer』により、場所を問わない共同作業を実現。プロジェクトの立ち上げからアセット管理、編集までのワークフローをクラウドで完結させ、次世代のコンテンツ制作を加速します。リモート環境での迅速かつ安全なコラボレーションを可能にし、制作チームの創造性を最大限に引き出します。
また『Media Composer Panel SDK』により、サードパーティツールが『Avid Media Composer』とシームレスに統合し、新たな可能性を切り拓きます。

5.メディアミックスゾーン
ST2110もSDIも、ソフトウェアベースで様々な映像ソースを入出力
新世代のソフトウェアベースソリューションをご紹介。
Comprimato『Twenty-One Encoder』はST2110に対応したIPライブプロダクションを促進する高品質・低遅延のソフトウェアベースエンコーダー。またEVS『Move I/O』はSDI/ST2110/SRT/NDI、24/30/60に対応した16ch対応ソフトウェアベースサーバです。
IPを活用したワークフローの一端をご覧いただけます。

6.送信機ゾーン
インテリジェント信号処理と高効率設計にて、地上波伝送を再定義
Rhode & Schwarzの送信機をご紹介。
『TLU9』は1U/2Uの省スペース設計ながら最大200Wの出力を実現した高信頼・高効率の小型中継局送信機です。『TMU9evo』は、用途に応じた柔軟なシステム構築が可能な、エネルギー効率の最大化と相互変調歪の最小化を両立した親局送信機。高精度・多機能ポータブルフィールド測定器のGSERTEL『HEXYLON』も展示します。
それぞれ実機をご覧いただき、実際のサイズ感をご確認ください。

② Hall8 ブース番号:8107
映像制作の上流から下流にかけてを網羅したネットワーク活用の各種プラットフォームと、スポーツ特化のクラウドソリューションをご紹介
自社サービスの映像制作支援プラットフォーム『HARBOR』、テレビCMオンライン搬入サービス『C.M.HARBOR』、映像ファイルのクラウド管理・ストレージ『TASKEE』を中心とした映像制作現場におけるネットワークを活用した各種プラットフォームをご紹介。
またスポーツに特化したクラウド活用ワークフローソリューションや、ハイライトやショートフォーム動画を瞬時に生成するAI駆動型のプラットフォームもご紹介します。

ワークフロー自動化システム(仮称)(参考出展)
専用の動画編集ソフトウェアをPCにインストールせず、Webブラウザ上の操作だけで動画の編集が行えるサービス。動画内の不要部分を自動で削除し、結合から納品ファイル作成まで行えます。クラウド上で作業が完結するため、使用PCのスペックも問いません。

《新製品》Mini-BOX
『HARBOR』をより便利で気軽に使用するために生まれた『MiniBOX』。専用回線や設置工事が不要で、既存のインターネット回線に接続するだけで『HARBOR』の転送サービスを利用できるため、例えば、地方ロケで滞在先のホテルからもご利用いただけます。

M2A Media
AWSを活用したクラウド利用の映像制作・編集ワークフロー。スポーツ中継における制作ニーズ・課題に応じてワークフローを構築、自動化によりオペレーション効率の向上を図るソリューションです。スポーツ中継制作現場における事例紹介とあわせ、導入メリットをご紹介します。

Magnifi
映像内の重要な瞬間をリアルタイムで検知し、ハイライトやショートフォーム動画を瞬時に生成するAI駆動型のプラットフォーム。70競技を超えるスポーツ競技に対応、60以上の言語にローカライズ可能です。ブースにて海外での導入実例をご紹介します。

Haivision
SRT、SSTといった映像伝送プロトコルに対応したエンコーダー、デコーダー、ビデオトランスミッターや制御アプリケーションをご紹介します。またHaivisionの担当者もブースに来場予定。最新情報や技術的な内容について、直接ご質問いただけます。

③ Hall8 ブース番号:8216 (AJA Video Systems)
映像制作ワークフローの各分野で活躍するAJA製品をブースでご紹介
フォトロンは2025年10月1日から日本国内唯一の米AJA社ディストリビューターとして活動を行っています。ブースではIBC2025で発表された3つの新製品、4Kマルチチャンネルトランスコーダ『BRIDGE LIVE 12G-4』、ST 2110 to 12G-SDI/HDMI コンバータ『IP25-R』、12G-SDI/HDMI Up/Down/Crossコンバータ『UDC-4K』を中心に、AJA製品をワークフローに沿ってご紹介します。

4Kマルチチャンネルトランスコーダ『BRIDGE LIVE 12G-4』
H.264、H.265、HDI、JPEG2000、JPEGXS、SRT、RTMPやHLSと言った業界標準のコーデックやプロトコルをサポート。公衆回線を活用した効率的な素材伝送、配信プラットフォームへのシームレスな伝送等の最先端の各種ワークフローの実現が直感的なGUIにより可能です。
※会場展示は4Kシングルチャンネル対応の『BRIDGE LIVE 12G』となります。あらかじめご了承ください。

ST 2110 to 12G-SDI/HDMI コンバータ『IP25-R』
持ち運びも可能なコンパクトボディでSDI⇔SMPTE2110間の相互変換を低遅延で実現するコンバータ。4K制作における冗長(ST2022-7)運用を想定し25Gのインターフェースを2つ、制御はインバウンド、アウトバウンド双方に対応、NMOS IS04、05にも対応し、SDI/IPハイブリッド環境でのワークフロー構築に必要とされる機能を網羅しています。

12G-SDI/HDMI Up/Down/Crossコンバータ『UDC-4K』
HD/4Kアップ・ダウン・クロス変換、プログレッシブ⇔インターレース変換、FS、ロックされた同期に基づくフレームレート変換(59.94i⇔50p ※対応予定)、更にモニターへの出力を円滑に行うEDID機能等の多機能をこの1台に実装したコストパフォーマンスに優れたコンバータです。

開催概要
名称 : Inter BEE 2025
会期 : 2025年11月19日(水)~21日(金) 10:00~17:30 *最終日は17:00まで
会場 : 幕張メッセ
主催 : 一般社団法人 電子情報技術産業協会
公式サイト:https://www.inter-bee.com/ja/