アイコム、HF+50MHz オールモードトランシーバーIC-7300MK2 を発売

累計出荷台数 10 万台を突破した人気モデルが機能強化でリニューアル。

アイコム株式会社(本社:大阪市平野区、代表取締役社長:中岡 洋詞、東証プライム)は、HF+50MHz アマチュア無線用トランシーバーIC-7300MK2 を 11 月下旬に発売する。2024 年に累計出荷台数 10 万台を突破した、ベストセラートランシーバーIC-7300 のリニューアルモデルです。
IC-7300 は、日本で初めて「RF ダイレクト・サンプリング方式」を採用したアマチュア無線機です。回路構成の簡素化により、小型化・高性能化に成功。コスト面で高級機にしか搭載できなかった機能・性能も備えました。現在も、HF ビギナーからベテランまで幅広く愛用されています。
IC-7300MK2 は、ユーザーから評価の高い IC-7300 の機能・性能を受け継ぎながら、新たな機能を実装しています。欧文のデコーダーだけでなく、アマチュア無線機で初※1 となる和文の CW デコーダーを搭載し、CW 初心者の運用をサポート※2。また、国内初※1 の HDMI®端子による外部ディスプレイ出力で、大画面での情報表示を実現します。そのほか、LAN ポートや USB Type-C™端子、受信専用アンテナ端子を採用、CW モード時に目的信号の了解度を向上させる APF(オーディオピークフィルター)機能も装備しています。
さらに、従来機から性能面も進化しています。RMDR は約 113dB(代表値)と従来機から 12dB 向上※3。送信波のフェーズノイズも IC-7300 比で約 12dB の改善を達成しています。また、発熱を低減することで、安定した長時間運用が可能になりました。待受時の消費電流も、従来機と比較して、0.9A→0.7A に軽減しています。

<おもな特長>
●欧文の CW デコーダーだけでなく、アマチュア無線機で初※1の和文 CW デコーダーを搭載※2。
●国内初※1、HDMI®の外部ディスプレイ出力端子を搭載し、大画面での情報表示を実現。
●LAN ポート(サーバーPC 機能)を搭載することで、シンプルなシステムでリモート運用が可能。
●USB Type-C™端子を採用。1 つの端子で、2 つのシリアルポートに対応。
●受信用アンテナが接続可能な、RX-ANT IN/OUT 端子(SMA 型)を装備。
●目的信号の了解度を向上させる APF 機能を搭載。
累計出荷台数 10 万台を突破した人気モデルが機能強化でリニューアル。
HF+50MHz オールモードトランシーバーIC-7300MK2 を発売。
●従来機から RMDR/フェーズノイズ特性が共に約 12dB 向上※3。
●発熱を低減することで、安定した長時間運用が可能。省エネも実現。

※1 主要アマチュア無線メーカーとして(2025 年 10 月アイコム調べ)。
※2 受信状況等により正確にデコードできない場合があります。
※3 2kHz 離調(周波数:14.2MHz、MODE:CW、IF BW:500Hz)。


IC-7300MK2_背面