天地人、漏水調査や管路更新などの計画策定をより迅速に。宇宙水道局に新たに「管路絞込み」機能を実装

JAXA認定の宇宙ベンチャー 天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューション「宇宙水道局」において、漏水リスク診断結果と水道管属性を組み合わせ、漏水調査や管路更新の対象をより迅速かつ的確に選定できるよう支援する「管路絞込み」機能をリリースしたことをお知らせします。

◆背景となる課題
これまで、水道管の現状把握や調査、管路更新などの計画の策定の際には以下のような課題がありました。

・どのような属性(用途、材質、布設年度、口径)を持つ水道管でリスクが高いのか、把握がしづらい
・漏水リスクの診断結果と水道管の属性(用途、材質、布設年度、口径)を組み合わせた延長算出に手間がかかる

そのため、正確な現状把握が難しかったり、調査や管路更新などの計画に時間がかかっていました。
今回新たに追加した「管路絞込み機能」により、漏水調査や管路更新の対象選定がスピードアップし、効率的な検討と迅速な意思決定の実現をサポートします。限られた予算をより効果的に活用するための優先度判断に、ぜひご活用ください。



◆絞り込みができる項目と選択肢
今回新たに絞り込みができるようになった条件は下記の5つです。

① 漏水リスク診断結果(メッシュ)
宇宙水道局の「漏水リスク診断」の結果に基づき、メッシュ単位でリスクA〜Eの値ごとに絞り込めます。
② 用途
導水管や送水管、配水管、給水管など、10種の用途+その他という選択肢から絞り込めます。
③ 管材質
DCIP(ダクタイル鋳鉄管)、VP(硬化ポリ塩化ビニル管)、PP(ポリエチレン管)など10種の材質+その他・不明から絞り込めます。
④ 口径
mm単位での口径を指定して絞り込めます。
⑤ 布設年度
1950年から現在までの布設年度を条件に絞り込めます。

なお、今後も機能の拡充を予定しており、「管路単位の漏水リスク診断結果」や「管材質(継手)」での絞り込みや、「メーター数の算出結果の表示」など、順次実装してまいります。