i-PRO Remo. とケアデータコネクトの連携を12月開始
~介護・福祉業界の人手不足を業務効率化DXで支援~
i-PRO株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO 中尾真人、以下i-PRO)は、介護・福祉業界における業務効率化DXに寄与するため、AI見守りカメラ「i-PRO Remo. スマート介護・福祉」と株式会社bright vie(本社:東京都品川区、代表取締役社長 松尾尚英)の介護・医療データ活用プラットフォーム「ケアデータコネクト」との連携を、2025年12月より開始する。
これにより、i-PROのAI見守りカメラが検知した「端座位・離床・離設」などの状態を、ケアデータコネクトを介してつながる複数社の介護記録システムに残せるようになり、その時の映像確認が容易にできるようになります。また、検知した内容は、双方向通信にも対応したスマートフォンの専用ビューアーにリアルタイムで通知され、その場で映像や音声を確認して訪室の要否を判断ができる。
1.介護・福祉施設現場での課題
課題1)人手不足を背景とした業務効率化の促進
2022年度から2040年度にかけて、約57万人の介護職員不足が予測されており、対策として介護ロボットなどの導入による職員の業務効率化DXの促進が必要とされています。特に、人手が少ない夜間の訪室による巡回や介助は、職員の体力的・心理的負担も大きいうえ、訪室することで入居者を起してしまいストレスを与えるなどの様々な課題があります。そのため、見守りカメラの導入による効率化が期待されます。
✔ センサーによるアラームを受けて訪室したが誤報が多く、本来業務を圧迫している
✔ 状況が分からないので夜間決まった時間間隔で巡回・訪室をしないといけない
課題2)複数のシステムの統合運用
業務効率化のため「見守りカメラ」と「介護記録システム」を導入したものの、システム間が連携していないため、見守りカメラで検知した内容を介護記録に残せない、残すには手入力が必要になるなど、効率化しきれず、職員の業務負担になっています。
✔ 離床の際に、介助目的で訪室したにも関わらず、介護記録システム側に離床のログが残っていない
✔ 介護記録システムから当時の状況を確認しようにも簡単に確認できない
2.「i-PRO Remo. スマート介護・福祉」「ケアデータコネクト」連携の特長
ケアデータコネクトは、複数の見守りセンサーの情報を介護記録システムに送信したり、インカムへ通知したりすることができるプラットフォームです。

「i-PRO Remo. スマート介護・福祉」との連携により、AI見守りカメラによる高度な検知能力を既存のシステムとシームレスに統合して活用することが可能になります。
1)介護記録システム側からログや当時の映像を確認でき、職員の業務負荷を軽減
i-PROのAIカメラが「端座位」「離床」「離設」「握りしめボタンによる呼び出し」を検出してケアデータコネクトに通知しログとして保存されます。そのログを介護記録システムから参照したり、WEBブラウザで簡単に映像を確認したりすることが可能となります。

2)複数の介護記録システムとの連携が可能
ケアデータコネクトは9社の介護記録システムと連携しており、施設様が使用しているシステムとの高い親和性が期待できます。
3)複数のインカムとの連携が可能
AI見守りカメラで検知した情報は、専用端末を介さずにインカムへ自動的に音声データとして送信されるため、職員はリアルタイムで状況を把握し、業務のさらなる効率化が期待できます。
この記事を書いた記者
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営業企画部
営業記者 兼 Web担当
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