TVer 2025年の利用状況・利用動向を公表「数字で見るTVer」
全国で最も1人あたりのTVerの利用時間が長い都道府県は「宮崎県」
民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」はこのほど、2025年の利用状況や利用動向を数字で振り返る「数字で見るTVer」を公表した。
■月間動画再生数は5.8億再生に到達し最高記録を更新
TVerの月間動画再生数は2025年10月に5.4億再生、11月に5.8億再生と、2か月連続で過去最高記録を更新。累計ダウンロード数も10月に9000万ダウンロードを達成し、利用デバイスの動画再生数の割合では、コネクテッドTV(CTV)が4割近くまで伸びるなど、さまざまな視聴環境で多くのユーザーが利用していることが分かった。
■都道府県別、1人あたりの再生時間は2年連続で宮崎県が1位
2025年1月1日から10月31日の集計における、1人あたりの平均再生時間は、2024年と同様に1位が宮崎県、2位が福井県となった。上位を複数の系列のネットワークに加盟しているクロスネット局のある県が占めたことから、居住地域の地上波放送では見られない番組もTVerを通じて視聴している様子がうかがえる。

2025年のライブ配信の再生数は、スポーツコンテンツを中心に、大型番組など世間からの関心が高い番組の配信と連動して増加。日別にみると、箱根駅伝を配信した1月2日、3日の再生数が最も多くなった。ほかにも『SMBC日本シリーズ』『東京2025世界陸上』などのスポーツライブ配信日にも再生数が増加した。

TVerは今回の結果をふまえ「テレビをアップデートし、『場所』や『時間』から“開放”することで、コンテンツを身近に、自由に楽しむ機会を提供します。2026年もドラマやバラエティはもちろん、スポーツコンテンツやアニメ、報道、ローカル局による制作番組、過去に話題となったアーカイブ作品の配信など、コンテンツのさらなる拡充を図り、ユーザーの皆さまのご期待に添えるよう、サービスの向上に尽力してまいります」とのコメントを発表した。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当



