JARL「100周年記念特別サイト」で記念事業の全体像を公表

6月の祝賀期間スタートに向け、次の100年へつながる取り組みがスタート

 

一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL、東京都豊島区、森田耕司会長)は、2026年6月12日に連盟が創立100周年を、そして2027年9月に日本で最初のアマチュア無線局といわれている局の開設から100年を迎えることを記念し、「100周年記念特別サイト」の内容をリニューアル・拡充した。

 

「100周年記念特別サイト」では、森田会長のメッセージをはじめ、記念事業の全体像と主なスケジュール、2026年6月~2027年9月に予定されている記念運用の概要など、今後予定されている様々な取り組みが紹介されている。また、「アマチュア無線100周年の歩み」のコーナーでは、昭和初期から令和まで、アマチュア無線関連のトピックスが年代別に貴重な写真とともに紹介されており、アマチュア無線の歴史を楽しく学ぶことができる。

 

全国での記念運用や記念誌発行を予定

 

JARLでは、2026年6月から2027年9月までの1年4か月間を「祝賀期間」と位置づけ、歴史の継承と未来への挑戦をテーマに多彩な事業を展開する。

 

主な事業として、2026年6月から祝賀期間終了まで、全国各地で記念運用が実施される。HF帯を中心とした「公募局」では国内外の無線家に全都道府県との交信機会を提供し、VHF/UHF帯の「イベント局」は各地の行事と連動して運用を行う。また、2027年夏から秋にかけては、連盟100年の歩みを記録した公式記念誌の発行が予定されている。

 

ハムフェアを祝賀の舞台に、次世代支援も

 

毎年夏に開催されているアマチュア無線最大のイベント「ハムフェア」も、2026年と2027年は100周年を記念した特別な内容となる予定だ。会場では記念事業の進捗報告や運用のデモンストレーションが行われ、内外にアマチュア無線の魅力を発信する重要な場となるという。

 

このほか、記念式典の開催や、クラウドファンディングを通じた次世代支援、記念アワードやコンテストの実施も順次計画されている。

 

JARLは特別サイトを通じて今後、各事業の告知や進捗報告を行っていくとし、会員から未来への声を募る投稿コーナーも設ける予定。「次の100年への扉を、ともに開きましょう」と呼びかけ、幅広い参加を呼び掛けている。

 

JARL100周年記念特別サイト
https://100th.jarl.org/