富士通とトヨタシステムズ、量子AIで車載設計の高速・効率化を実現

トヨタシステムズ(注1)(以下、トヨタシステムズ)と富士通(注2)(以下、富士通)は、トヨタ自動車とともに、車載コンピュータ(注3)(以下、ECU)の設計・開発プロセスの変革および効率化に向けて、量子インスパイアード技術とAIの適用を支援しており、このたび、ECU設計におけるコネクタピン(注4)配置設計について自動車業界で初めて自動化を実現しました。

◇概要
本取り組みでは、これまで熟練技術者の知見・ノウハウを基に決定していたコネクタピンの配置パターンとその評価をスコア化した情報をAIモデルに学習させ、そのAIモデルを数式情報に変換し、「デジタルアニーラ」によって高速に計算処理を行うことで、コネクタピンの最適な配置を自動で算出する仕組みを構築しました。その結果、従来手法に比べ20倍以上に高速化することに成功しました。両社は、2025年5月よりトヨタ自動車様の量産ECU(注5)を対象に従来の手法と並行して実業務での適用を開始しています。

◇今後について
今後両社は、本仕組みの適用範囲を拡大していくことで、開発スピードと品質の向上、コスト低減に取り組んでいきます。トヨタシステムズは本仕組みをサプライヤー企業に展開を目指し、トヨタグループのモノづくりにおいて最先端技術の適用とデジタル化を推進していきます。

富士通は、トヨタグループの持続可能な開発設計を支援し、安心安全かつ快適なモビリティ社会の実現に貢献します。

※注釈
注1 トヨタシステムズ:
本社 愛知県名古屋市、東京都港区、代表取締役社長 北沢 宏明

注2 富士通:
本店 神奈川県川崎市、代表取締役社長 時田 隆仁

注3 車載コンピュータ:
Electronic Control Unitとも呼ばれる、エンジン、ブレーキ、カーナビなど車両のシステムを制御する小型のコンピュータの総称

注4 コネクタピン:
部品や回路を相互に接続し、電気信号や電力の伝達を可能にする金属端子

注5 量産ECU:
一般に市販されている自動車に搭載される電子制御ユニット(ECU)

この記事を書いた記者

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中井弘和
営業部所属
主に企画、広告営業、WEBを担当。
40代から始めたゴルフが、今は一番の趣味。
千葉・栃木方面のコースがお気に入り。