富士通、「Fujitsu Kozuchi Enterprise AI Factory」の提供を開始
富士通は、お客様の生成AIの最適なモデル開発・運用・追加学習までの一連のサイクルを企業が自律的に回し、生成AIのモデルやエージェントなどの継続的に改善できる専有型AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi Enterprise AI Factory」を、日本と欧州で順次提供を開始し、先行トライアル利用の受付を2026年2月より開始します。
◇背景
企業での生成AIの活用時に、機密性の高いデータが外部に持ち出されるリスクの排除や自社の業務に特化し最適化した生成AIモデルやAIエージェントの活用、運用を主体的にコントロールできる環境の確保といったソブリン要件に対応するAI活用環境が必要となっています。自社専有環境でこれらを実現するAIプラットフォームを導入するためには、AIエンジニアや複雑なAI運用体制の維持、膨らみ続けるAI向けコンピュータリソースの確保、新たなセキュリティ脅威への継続的な対応といった様々な課題があり、これらの課題をすべて解決するAIプラットフォームが求められています。
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概要
当社は上記課題を解決し、ソブリン性の高いAIを実現する手段としてオンプレミスでも活用できる専有型AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi Enterprise AI Factory」を提供します。「Fujitsu Kozuchi Enterprise AI Factory」は、Private AI Platform on PRIMERGY(注1)およびPrivate GPT(注2)上で提供され、当社のAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」をはじめとした当社のAI領域の先端技術群およびプラットフォーム製品からなります。これらをワンパッケージで提供することで、初期導入のハードルを低減し、高度な専門知識がなくても迅速利用を開始できます。
専有環境を実現するインフラ基盤
Private AI Platform on PRIMERGYおよびPrivate GPT上で提供され、お客様のデータを外部に出さないクローズドな専有環境において、安全に生成AIを活用することが可能です。要件に合わせて、お客様のデータセンターや当社のデータセンターなど、設置場所を選択できるほか、インフラの導入から運用高度化までを支援する豊富なメニューを取り揃えています。
生成AIトラスト技術
当社独自定義を含む7,700種超の脆弱性に対応した脆弱性スキャナーとそれらの脆弱性に対応するガードレール技術により、プロンプトインジェクションや不適切な出力、想定外の挙動を事前および実行時に検知・抑止することで悪意のある様々な攻撃を未然に防ぐことができます。また、検出した脆弱性に対するルールの自動生成と、ガードレールへの自動適用といった自動化した運用により、非専門家でもAIの安全性と信頼性を確保した安定運用を可能にします。また、信頼性向上のため、事実と異なる情報を未然に防ぐハルシネーション抑制に役立つ技術についても強化予定です。
高精度な生成AIモデルとカスタマイズ・軽量化技術
高精度な日本語性能と画像解析能力を併せ持つ大規模言語モデル「Takane(注3)」を中核に、お客様自身での精度向上を目的とした業務特化型モデルを継続的に改善できる内製型ファインチューニング機能を提供します。さらに、AIモデルを軽量化することでメモリ消費量を最大94%削減(注4)し、計算資源の利用の効率化により、生成AIの利便性を飛躍的に高め、AI活用コストの大幅な低減を実現する量子化技術を搭載します。
AIエージェント開発効率化技術
ローコード・ノーコード開発機能を備えたAIエージェントフレームワークにより、AIエージェントを迅速に構築し、現場主体でのAI開発の効率化・スピード向上を支援します。MCP(Model Context Protocol)やエージェント間通信に対応し、既存システムやデータとの連携、複数AIエージェント間で役割分担しながら協調動作することで、高度なAI活用を実現します。また、今後当社独自技術をエージェント化し、随時提供する形態も検討しています。
◇提供時期について
正式提供に先駆け、内製型ファインチューニングやモデル量子化などの一部機能を利用可能な先行トライアルを2月2日より受付開始します。2月から段階的に提供し、正式提供は2026年7月を予定しています。
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業、WEBを担当。
40代から始めたゴルフが、今は一番の趣味。
千葉・栃木方面のコースがお気に入り。



