古野電気、海事産業に特化したオープンソース大規模言語モデル「Llamarine」に関する研究結果を発表
古野電気(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男)は、昨年11月に兵庫県で開催された「令和7年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会」において、Aitomatic, Inc.と共同開発した海事産業特化オープンソース大規模言語モデル「Llamarine」に関する研究結果を発表した。
◇発表内容
①海事産業専用データを用いたモデル開発
「Llamarine」は、海事専門書籍や研究論文、国際規制文書などから構成した大規模データセットを活用し、海事分野で求められる知識を幅広く学習することで、一般的な大規模言語モデルでは難しかった専門用語や判断プロセスの理解を可能にし、現場の意思決定を支援する性能を獲得しています。
②「Llama 3.1」を基盤とした高精度モデルの構築
基盤モデルとして「Llama 3.1 70B」を採用し、海事分野に特化した追加学習を行った結果、海事産業特有の文脈に沿った説明が可能になり、操船判断手順や国際規制適用のポイントを具体的に示すなど実務に活用できる精度を実現しています。
③既存モデルを上回る評価結果
モデル性能は、「明確性」「実用性」「専門性」「論理構成」など6つの項目で評価しました。その結果、「Llamarine」は複数のオープンソースモデルおよび商用モデルを上回る総合スコアを記録し、特に操船シナリオや規制対応に関する具体性を持った回答に強みが確認できています。また、国内外の研究者や開発者が活用できる環境を整備するため、本研究で構築したモデルおよびデータセットはAIモデルやデータセットを共有・利用できるオープンソースAIプラットフォームHugging Face上で公開しています。
この記事を書いた記者
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営業部所属
主に企画、広告営業、WEBを担当。
40代から始めたゴルフが、今は一番の趣味。
千葉・栃木方面のコースがお気に入り。



