シャープ、AIとテレビを活用した「介護向けAIトレーナー」を開発

シャープは、介護施設における高齢者の機能訓練業務を支援する「介護向けAIトレーナー」を開発した。
介護施設では、日々さまざまな機能訓練が実施されており、利用者一人ひとりに合わせた訓練を行っている。スタッフは個々の状況に応じた計画策定から書類の作成まで多岐にわたる業務が発生し、大きな負担となっている。「介護向けAIトレーナー」は、介護現場における課題について、機能訓練の質の維持・向上と、業務効率化を両立するソリューションとして開発された。

本ソリューションは、テレビに専用アプリを設定しウエアブルカメラを接続し使用する。テレビに映るAIキャラクターの質問に答え、ガイダンスに従って起立や歩行などの動作をおこなうと、AIが回答内容や身体の動き、姿勢などを分析しアセスメントをおこなう。アセスメントの結果をもとに、機能訓練の内容や頻度、時間などを含む計画も自動で作成するという。
スタッフはパソコンやタブレッドから個々の利用者の計画を確認し、その計画にそって訓練実施ができる。

シャープは、2025年夏に、「AIヘルストレーナー」の介護領域での応用について検討を開始し、「介護向けAIトレーナー」の開発に至った。2月には有料老人ホーム「プライムガーデン海老名」(神奈川県海老名市)で本ソリューションを用いた機能訓練の実証を実施。介護現場での有効性とスタッフからのフィードバックを得ている。
今後も介護施設の協力を得ながら実証を重ねながら、早期の実用化を目指していく。