交通量調査をAIで自動化 ハイテクインターとTakumiVision、AI交通解析システムを共同開発
人手による交通量調査を高度化!昼夜97%以上の精度で車両を自動識別
TakumiVisionは、産業用ネットワーク機器のソリューション企業であるハイテクインターと共同で、カメラ映像をAIで解析する交通量計測システムを開発した。
このシステムは、道路に設置されたカメラの映像をAIが解析し、車両を自動識別・カウントすることで、交通量調査の効率化とデータ高度化を実現するもの。
交通量調査は、道路政策や都市計画の基礎データとして重要な役割を担っているが、従来の交通量調査では、現地で人が車両をカウントする夜間や長時間の調査が困難、車種や進行方向などの詳細データが取得しづらいといった課題があり、人的負担の大きさとデータ精度の限界が指摘されていた。
ハイテクインターでは、広島県の交通流調査を契機に、AIを活用した交通データ取得の高度化を検討していたが、「AIで何ができるのか」「どのように導入すればよいのか」が分からないという課題があり、その中でTakumiVisionと、AI導入のパートナーとして共同開発プロジェクトがスタートした。
プロジェクトでは、現場で取得したデータをもとに、AIモデルの再学習、精度検証、アルゴリズム調整を繰り返し、実証と改善を重ねながらシステムの完成度を高めたという。
広島県で導入されたAI交通量計測システムでは、カメラ映像をAIが解析し、車両を自動で識別・カウントする仕組みが構築された。取得された交通データは、上り/下り別や時間帯別に集計され、CSV形式で出力することが可能。交通量調査は公共調査として高い精度が求められるが、このシステムでは昼間・夜間ともに97%以上の精度を実現。これにより、従来の人手による調査では困難だった、長時間の計測、詳細な交通データ取得が可能となり、調査効率とデータ品質の両面で大きな改善が実現した。
また、こうした技術は全国道路・街路交通情勢調査(道路交通センサス)などの基礎データ収集にも応用されている。
さらに富山県では、富山駅周辺で人流解析を実施し、通過人数を分析することで、混雑度の可視化、人の動線分析が可能となった。このデータは、まちづくりや都市政策の検討にも活用されており、人流データを基盤とした政策立案への応用も進んでいるという。
ハイテクインター株式会社 副社長 本玉靖和氏のコメント
「TakumiVisionは、仕様を確定する前の段階から相談できる体制があり、実証を重ねながら柔軟に改善できる点が大きな強みだと感じています。
特に印象的なのは精度へのこだわりです。納得できるレベルに達するまで改善を重ねる姿勢は、非常に信頼できるパートナーだと感じました。
この記事を書いた記者
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営業企画部
営業記者 兼 Web担当
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