9月、エッフェル塔特別ライトアップ 石井幹子デザイン事務所、I.C.O.N.sarl

 石井幹子デザイン事務所及びI.C.O.N.sarlは、アークヒルズクラブ(東京都港区)で記者会見を開催し、「ジャポニスム2018」のハイライトとして、エッフェル塔特別ライトアップを行うと発表した。エッフェル塔は、パリ西部のセーヌ河畔に位置し、1887年にギュスターブ・エッフェルによって、パリ国際博覧会を記念して件建造された、高さ324mの電波塔で、現在も使われている。完成当時から最新の光技術を駆使したライトアップを行い、夜の顔として美しい光の衣を纏い続けてきた貴婦人とも言われている。 特別ライトアップは9月13日、14日の2夜、日没から25時まで行う。デザインコンセプトは「エッフェル塔・日本の光を纏う」。2つのプログラムの合計10分からなり、それが繰り返し上映される。エッフェル塔の構造体に、日本の美を表現する特殊ライトアップを行い、日本の文化をパリのランドマークに重ねる光のアート作品を創造する。演出には、オリジナルのシナリオに基づき、日本をテーマにしたオリジナルサウンドを作成し、光と音の相乗効果を高める。ライトパフォーマンス(約7分)のテーマは、「自由と美、そして多様性」。民主主義国家であり、美を愛する日仏両国が、多様で平和な世界をリードし続けるための光のメッセージを、エッフェル塔から発信する。「日の出ずる塔」、「雪月花」等を映し出す。シンボリックイメージ(約3分)では、「黄金の国」とも呼ばれた日本を象徴する金でエッフェル塔をライトアップする。このイベントのために日本で新たに開発された金色光の投光器を用いる。そこに、国宝「燕子花図屏風」(尾形光琳作、根津美術館蔵)をゆっくりとたゆたうような詩的な表情で映し出す。ライトアップには、パナソニック製の大型映像プロジェクター18台、スタンレー電気が特別製作したゴールドLED投光器120台を用いる。