
富士通、調整後当期利益は過去最高益
富士通は4月24日、2025年3月期の連結決算(2024年4月~25年3月、国際会計基準)を発表した。売上高に相当する売上収益は前年同期比2.1%増の3兆5501億円となった。営業利益は77.5%増の2650億円と増収増益となった。営業利益から事業再編、事業構造改革、M&A等に伴う損益ならびに制度変更等による一過性の損益(調整項目)を控除した、本業での実質的な利益を示す調整後営業利益は、15.8%増の3072億円となった。調整後当期利益は過去最高益となる2.2%増の2409億円だった。
「全社連結で増収増益、調整後当期利益は過去最高益を達成した。サービスソリューションは、DX・モダナイゼーション商談が伸長した」(磯部武司副社長)。
セグメント別ではサービスソリューションの売上収益が5.1%増の2兆2459億円となった。そのうち「Fujitsu Uvance」(ユーバンス)は31%増の4828億円だった。モダナイゼーションで70%の2010億円だった。旺盛な基幹システム刷新需要を背景に、計画を上回った。
(5月9日付紙面に掲載)
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