SkyDrive、台湾社と「空飛ぶクルマ」医療輸送で提携

 「空飛ぶクルマ」の開発およびドローン関連サービスを提供するSkyDrive(愛知県豊田市、福澤知浩代表取締役CEO)は、台湾の大型ドローンシステム会社、新楽飛無人機(英語名:7A Drones) と、台湾政府の研究開発機関、工業技術研究院(ITRI)と、台湾での空飛ぶクルマの事業化に向けた検討を行うことを目的に、業務提携契約を締結したと発表した。提携では、SkyDriveの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」を活用し、台湾・澎湖諸島での患者や医師の緊急医療輸送を対象としたユースケースの共同開発を目指し、最初の航路として、澎湖諸島の馬公市の島嶼間でのルートを検討している。また、7A Dronesからは、最大10機のプレオーダーを受注した。

 SkyDriveは、昨年3月に7A Drones、ITRIと業務提携を締結し、日本・台湾での双方の事業開発および市場拡大に向け、協業を行ってきた。今回、新たに結んだ業務提携では、SkyDriveの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」を活用し、台湾海峡上の島嶼群である澎湖諸島において、本島と周辺有人離島(約10km圏)を結ぶ運航モデルを構築し、医師派遣を中心とした新たな医療輸送インフラ整備を行う。

 同時に、7A Dronesから最大10機のプレオーダーを締結した。

 今後3社は、台湾政府が掲げる「AAM(先進航空モビリティ)」政策における初期モデルとして、2028年以降のサービス開始を目指す。

写真は 左からSkyDrive代表取締役CEOの福澤知浩氏、7A Drones CEOの許新勝氏、ITRI機械興機電系統研究所 副所長の彭文陽氏

5月12日付け4面に掲載

この記事を書いた記者

アバター
田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。