富士通、「Fujitsu Uvance」(フジツウユーバンス)説明会(3)

 本ソリューションは、2025年中にAcer Medicalより台湾全土の高齢者ケア施設への導入が予定されている。
 Acer Medicalは、同社が開発するモバイル端末で簡易に利用できるソリューション「aiGait」に、富士通の高精度な骨格認識AIを統合することで、立つ、座る、歩くなどの日常的な人の動作を、医学的に意味のある情報に変換させて、介護者や医療従事者による病気の早期発見支援に貢献する。本取り組みは、ヘルステックを最も必要としているコミュニティに、リーズナブルな価格で効果的なヘルスケアソリューションを提供するというAcer Medicalの描くミッションを体現している。
 富士通は、「Fujitsu Uvance」のもと、様々なパートナーとのエコシステム、Uvance Partnerを構築・拡大しながら、データとAIを活用して社会課題の解決に取り組んでいる。今回、Acer Medicalが、富士通の世界最先端の高精度な骨格認識AIを組み込んだ新たなソリューション「aiGait」powered by Uvanceを開発し、両社で協働して認知症およびパーキンソン病の早期把握支援という社会課題への取り組みを加速する。

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。